そんな方にオススメの記事です。
ウィスパーボイスとは、息を多く含んだ歌唱法のことです。
息を多めに混ぜて歌うことで、表現力も高まり色気のある歌が歌えるようになります。
- 歌の表現が一辺倒になってしまう人。
- ずっと大きな声でしか歌えない人。
- 音程の高い歌が苦手な人。
上記のようなお悩みを持つ人に大きな効果があるので、ぜひ参考にしてみてください!!
この記事を書いているのはどんな人?
筆者
ウィスパー気味のハスキーな声で歌うことが多いので、そんな僕のノウハウを全部公開していきます。
それでは始めていきましょう!!
Contents
【息を混ぜる歌い方】ウィスパーボイスの出し方を解説
ウィスパーボイスで歌える様になると、表現の幅が広がり、トータルのバランスも良くなり聴きやすい歌が歌えるようになります。
筆者
息を混ぜる歌声の性質としては、優しく甘い声になるので、バラードや低い音程を歌う時に効果を発揮します。
例えばAメロやBメロはウィスバーボイスを多めに使って歌い、サビでは地声(チェストボイス)で力強く歌うことで、歌に大きな抑揚を生むことが可能になります。
ウィスパーボイスの出し方は以下の手順で行ってみましょう。
- 息だけでため息をつく。
- 息に声を足す。
- 音程をつけて発声する。
- 深い息を使って力強く発声する。
この4つの手順を踏めば、ウィスパーボイスで歌うことが可能です。
各項目に重要なコツがあるので詳しくお伝えしていきますね。
手順① : 息だけでため息をつく
まずはウィスパーボイスのベースとなる息の出し方です。
方法は簡単。
リラックスしてため息をついてみてください。
吸う息の量は、「熱いおでんを口に入れた時」をイメージしてみてください。
筆者
ゆっくりとハフハフ息を吸ったり吐いたりすることで、適切な空気の量を吸うことが出来て、自然と腹式呼吸での呼吸をすることができます。
とにかく脱力して息を吸って、吐くようにしてください。
手順② : 息に声を足す
次にため息に声を少しだけ足してみてください。
イメージとしては、「私のため息に誰か気づいて。」くらいの声です。
こんな感じです。
⬇︎
声の周りに息がまとわりつく感覚を掴むように心がけてみてください。
これが出来ればウィスパーボイスの土台は完成です。
手順③ : 音程をつけて発声する
では音程をつけて発声してみましょう。
先程の「誰か私のため息に気づいてよ。」といったイメージの小さな声でいいので、ため息をスーッと吐きながら母音に音程をつけていきます。
ドレミファソファミレドの音程に合わせて、ため息混じりの声を発声してみてください。
最初は途切れ途切れに発声し、慣れたらロングブレス、一息伸ばす中で声を発声するようにしましょう。
このコントロールが出来れば、ウィスパーボイスはほぼ出来たと言っていいですよ。
手順④ : 深い息を使って力強く発声する
ここまで取り組んでみて、恐らく多くの人は「か細いかすれたウィスパーボイス」になっていると思います。
筆者
これを解消するために深い息を使って、力強いウィスパーボイスにしていきましょう。
深い息とは胸やお腹のあたりに響きを感じる息のことです。
例えば、喉が乾いた時に冷たい飲み物を一気に飲んでつくため息をイメージしてみてください。
筆者
すると息は吐いているんだけど、胸やお腹のあたりに空気が戻っていく感覚がありませんか?
この感覚を掴める息を、ここでは深い息と呼びます。
ウィスパーボイスを力強く発声したい時は、喉が渇いてやっと冷たい飲み物を飲めた時につくため息をイメージして、深い息を使い発声してみてください。
弱くか細いウィスパーボイスと、力強いウィスパーボイスのどちらも使える様にして、表現の幅を広げましょう!!
以上がウィスパーボイスの発声手順になります。
息を使って発声することに慣れていくと、声の音量をコントロールしやすくなり、高い音程に声を突き上げる事もやりやすくなります。
筆者
ウィスパーボイスを使う時の注意点
ウィスパーボイスを使う時の注意点は以下の3つです。
- 声を遠くに飛ばすイメージを持つ。
- 曲のアクセントとして使う。
- 肺活量を鍛える。
これらを意識しないと、ウィスパーボイスを有効に使うことが出来ません。
声を遠くに飛ばすイメージを持つ
ため息がベースとなっているので、声を発した瞬間にそれが手前にボトッと落ちてしまうイメージを持ってしまう方も多いです。
消え入りそうな表現や暗い印象を持った表現をする場合は別ですが、基本的にウィスパーボイスであっても遠くにため息を飛ばし届けるつもりで発声するようにしてください。
筆者
曲のアクセントとして使う
ウィスパーボイスは曲のアクセントとして使うのが効果的です。
各フレーズの2語3語にウィスパー感を散りばめることによって、その部分がより際立って表現に抑揚が生まれます。
とはいえウィスパーボイスを出すことに慣れていくと、地声にも程よく息が混じるようになっていくので、結果的に曲全体をウィスパーボイスで歌うことも可能になります。
肺活量を鍛える
息を混ぜて歌うのにはある程度の肺活量が必要です。
以下の練習方法で肺活量の向上に努めると、よりウィスパーボイスが出しやすくなっていきます。
- 腹式呼吸で握り拳大くらいの息を吸い込む。
- 一定の息を15秒〜30秒ほど「スー」っと吐き続ける。
これを1日3セットほど継続すれば、肺活量も向上して息のコントロール力も養えます。
吐く息は強すぎず弱すぎず、力まずに風船に穴が空いて空気が自然と抜けていくイメージを持ちましょう。
筆者
以下の記事でも詳しく解説しているので、合わせてお読みください。
⬇︎
ウィスパーボイスが上手くできない時は、肺活量が足りないせいかもしれません。
無理に息を続かせようとして、声帯に力みを与えてしまわない様にしてくださいね。
まとめ
今回は声に息を混ぜるウィスパーボイスの出し方について解説しました。
練習手順は以下の通りです。
- 息だけでため息をつく。
- 息に声を足す。
- 音程をつけて発声する。
- 深い息を使って力強く発声する。
皆さんが普段使う「ささやき声」に、音程と力強い息を足してあげることによってウィスパーボイスで歌うことが出来ます。
筆者
ウィスパーボイスを出す時の注意点はこちら。
- 声を遠くに飛ばすイメージを持つ。
- 曲のアクセントとして使う。
- 肺活量を鍛える。
歌としてのため息なので、しっかりと前に飛ばすイメージが必要です。
慣れるまでは曲の要所要所で使うようにしましょう。
慣れない間の「か弱いウィスパーボイス」のみで一曲を通すと、平坦で一辺倒な表現になりがちなので気をつけてください!!
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