この記事では、歌の音程を合わせるための5つのポイントについて解説します。
音痴を治したい、歌が上手くなりたいと考えている人にオススメの内容になっています!!
この記事を書いているのはどんな人?
筆者
僕自身、歌を始めた頃はとても音痴でした。
しかしどうしても人前で歌えるようになりたくて、これからお伝えする5つの方法に取り組むことで音程を正しく取れるようになっていきました。
今でも、曲を作ったりカバーをする時に「どうしても上手く歌えない音程」が出てきます。
しかしそれを改善する方法を知っておけば安心ですよね。
筆者
音程が合わない原因を知り、そして音程を合わせるコツを学んでいってください!!
Contents
歌の音程が合わない原因
まずは歌の音程が合わない原因を認識することが大切です。
音程を外してしまう人には大きく分けて2つのパターンがあります。
- 運動性の音痴
- 感覚性の音痴
運動性の音痴
運動性の音痴の方は、音程を再現するための身体能力が低い方のことです。
自分がどの音程で歌うべきかは判断できるけれど、息が持たなかったり、体が強張ってしまったりと自身の体のコントロールが上手くいかずに音痴になってしまう人のことです。
「音程の高さは分かるけれど、技術的に難しいから外れてしまう。」といった形です。
こういった方は腹式呼吸や自身のフォームなどを見直して、運動的なトレーニングをする必要があります。
筆者
感覚性の音痴
感覚性の音痴の方は、音程やリズムが合っているのかすらよく分からないといった方のことです。
この場合は運動性の音程を再現する能力も乏しい場合があるので、音程を感じる能力と合わせて身体的な基礎トレーニングも必須となります。
このタイプの場合はまず音程を捉える耳を鍛えていきましょう。
その方法も解説します。
筆者
音感をチェックする方法
自分がどちらのタイプなのかがよく分からない人は、まず自分の歌を録音して聞いてチェックをしてみてください。
好きなアーティストの楽曲に合わせて、自分の声を大きめに録音しましょう。
筆者
音程がズレると揺らぎが生まれ、自分の声とアーティストの声がズレて同時に聞こえます。
しかし音程が合っていると揺らぎが無くなり、ほとんど自分の声しか聞こえない状態になるんです。
自分の声が主体的に聞こえている部分は音程が合っていると言うことです。
このようにして、どこの音程が甘いのかをチェックしてみてください。
音痴を治して歌が上手くなる5つのコツ
歌の音程を合わせるための方法、コツを5つ解説していきます。
- 原曲を聴き込む
- 腹式呼吸で歌う
- 母音で音程をとる
- 音程を上下でとらえない
- 表情を柔軟にする
これらを繰り返し実践することで、音痴を改善できます。
筆者
原曲を聴き込む
歌いたい曲をとにかく聴き込むことから始めましょう。
何となくで「ながら聴き」をするのではなく、楽曲を聴きながら自分がそれを歌っているイメージを強く持つことが大切です。
メロディーをしっかり覚えることで、リズムの安定にも繋がります。
筆者
メロディーはもちろん、歌詞も口をついて自然と出てくるようになるまで聴き込んでください。
カラオケや弾き語りをする時、歌詞を目で追うことに頭のリソースを使ってしまうと、いつまで経っても音程に集中することができません。
これをやらずに音痴を治せるほど甘くはありません。
必ず体に曲のメロディーと歌詞を染み込ませてくださいね!!
筆者
音階を身につけるコツ
上手く歌えないメロディーがある場合は、ギターやピアノで音階を確認しましょう。
この時に歌詞は一旦置いといて、「ルルル」やハミングで発声して音階を体に染み込ませましょう。
音程を合わせることが出来た上で、歌詞を付けて歌うことで音階が身に付きやすいです。
音階を確認する作業はとても面倒なものではありますが、一度身についてしまえばどんな曲を歌う場合にも役立ちます。
「感覚的音痴」の方も、好きな楽曲1曲だけでも音階をマスターできれば、他の曲を歌う時にも楽に音程を探れるはずです。
筆者
腹式呼吸で歌う
腹式呼吸を実践して歌うことで、リラックスした状態で力強い発声が可能になります。
体がカチカチで弱々しい声しか出せない場合は特に高音が出し辛くなり、音痴に繋がります。
腹式呼吸でたっぷりと息を使えると、フレーズごとの息継ぎがしやすくなるのでメロディーを正しく発声する助けになります。
腹式呼吸については以下の記事で詳しく解説してあるので、読んでみてくださいね!!
⬇︎
歌の基本!腹式呼吸で発声するコツを解説【誰でも簡単に出来ます!】
母音で音程をとる
日本語には「子音」と「母音」があります。
例えば「か」という言葉の場合は「Ka」Kの部分が子音で、aの部分が母音です。
音程をとる時は母音に意識を置いて発声するようにしましょう。
日本語は子音と母音が合わさって成り立つ言語です。
音程が合わない方の多くは母音を意識できてない方が多く、弱々しい発声になりがちです。
筆者
音程を上下でとらえない
音程の違いを上下でとらえないようにしましょう。
確かに楽譜やカラオケの音程バーを見ると、低い音程は下に表記され、高い音程は上に表記されます。
しかしこの感覚で歌ってしまうと、音程のとらえ方にバラつきが出てしまいます。
筆者
上下の手振りで音程をイメージして当てにいくクセがある人もいますが、それだと全ての音階がカバーできないので、音程が曖昧なところが必ず出てきます。
有名なアーティストが身振り手振りを音程に合わせている様子を見ることも多いですが、あの人たちは別に身振り手振りが無くても音程をピッタリと合わせる事が出来ます。
視覚的な表現だったり、体の力を抜くために身振り手振りを使っていることがほとんどなので、ここは勘違いしないようにしましょう。
音程の正体は振動数
音程は上下の動きで決めるものではありません。
何故なら音程の正体は「振動数」だからです。
声は喉にある2枚の声帯が閉じたり開いたりして、そのぶつかり合う振動数によって声の高さが変わります。
例えば「ラ(A4)」の音は一秒間に440回、空気が振動することによって発せられます。
筆者
この振動数がゆっくりになる程に音程は低くなり、振動数が上がれば音程は高くなります。
音程を上下でとらえた場合、高い音程になるほど喉がひきつり、声が出し辛くなります。
しかし振動数でとらえることにより、喉や体に無駄な力が入らなくなるので無理せずに音程を合わせにいきやすくなります。
音程を合わせるための方法論として、とても有効なので認識しておいてください!!
声を響かせる場所を一定に保つ
音程を上下でとらえてしまうと、声を響かせる場所がまばらになり、これも音程の悪さに繋がります。
例えば眉間あたりを響かせるような高い音を出した後、1音下がるだけなのに鼻先まで響かせる場所をグッと下げてしまったりすると、音程が低くなりすぎたりして音痴に聞こえてしまいます。
筆者
ポジションは3つか4つほどに絞りましょう。
- 低い音程を歌う時は、胸のあたりが響くイメージ
- 中間の音程を歌う時は、鼻先が響くイメージ
- 高い音程を歌う時は、おでこが響くイメージ
このように声を響かせる場所を一定に保つことで、音程のバラつきを抑える事ができます。
筆者
表情を柔軟にする
歌う時の表情が一定な人(無表情な人)は色んな表情で歌うことを試してください。
例えばあなたの限界に近い高い音を出す時に、低い音を出す表情のままで歌えるはずがありません。
口を大きく開いてみたり、目を閉じて顔のパーツを中央にぎゅっと寄せてみたりして出しやすい表情を見つけることが大切です。
音程が合わないと悩んでいる人は歌に対して苦手意識があるので、表情を変えて歌うことに躊躇してしまうかと思います。
しかし、ここを変化させていかないと「運動的音痴」の方も「感覚的音痴」の方も歌が上手くなることは不可能なので振り切って挑戦しましょう!!
まとめ
今回は歌の音程が合わないとお悩みの方への改善方法、歌が上手くなるためのコツについて解説しました!!
紹介した5つの方法は以下の通りです。
- 原曲を聴き込む
- 腹式呼吸で歌う
- 母音で音程をとる
- 音程を上下でとらえない
- 表情を柔軟にする
まずは自分自身が「運動性の音痴」なのか「感覚性の音痴」なのかを見極めた上で、上記5つの中で必要だと思う改善方法を実践してみてください。
音程を合わせる事に苦手意識を持ち過ぎずに、一つ一つ丁寧に取り組んでみましょう!!
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