力強い地声で歌うにはどうしたらいいの?
上記のお悩みにお答えします。
この記事を読めば、力強い地声(チェストボイス)で
歌えるようになれます!
- 大きく、よく通る声の出し方が分からない。
- 音程が少しでも上がるとすぐに裏声になってしまう。
- 歌う時に息が漏れてエアリーな歌声になってしまう。
このような方の、参考になる内容です。
この記事を書いているのはどんな人?
筆者
喋る時も歌う時も声デカめ。
YouTubeで弾き語りカバー動画をアップしています。
⬇︎
毎日のように歌を歌って生きている僕の
地声についてのノウハウを全て公開していきます。
本記事の内容
この記事の内容は以下の通りです。
- 地声(チェストボイス)のメリット
- 地声(チェストボイス)を出す方法
- 地声(チェストボイス)の練習法
それでは、始めていきましょう!
Contents
地声チェストボイスのメリット
地声(チェストボイス)とは普段喋る時の声ではなく
歌う時の地声のことを指します。
筆者
響きのある地声をチェストボイスと言います。
地声で歌う筋肉が十分に働かず、裏声に近い
弱々しい声になる方は少なくありません。
特に女性の方に多くみられます。
しかし、しっかりと練習をすれば必ず
力強い地声で歌うことが可能です。
「裏声で全ての音程はカバーできるからいいや。」
と思っている人もいるかとは思いますが、地声には
以下のメリットがあるので確認してみてください。
地声のメリット①: 簡単に大きな声が出る
ウィスパー気味に歌うのが定着している人は、
大きな声を出す時に喉や声帯に大きな負担を
かけてしまいます。
喉が締まり、声帯にも多めの息を当ててしまい
声枯れや喉を壊す原因になります。
力強い地声で歌う時は、喉をリラックスさせ
声帯は必要最低限の開きを保ち発する声なので
力を入れなくても大きな声を出す事が可能です。
長時間歌を歌う時の疲れを軽減したり、
ここぞという時に芯のある大きな声を出す
助けになります。
地声のメリット②: 表現力が高まる
地声は裏声よりも自分の気持ちを
表現しやすい声と言えます。
裏声のような弱々しい声で1曲を歌うと
ずっと同じようなテンションで一辺倒な
表現になりがちです。
筆者
地声で歌えると、1曲の中に時々の感情表現として
声量を上げたり質感を変えたりしやすくなります。
表現力豊かな歌を歌っていきましょう。
地声のメリット③: 声量が一定に保てる
地声で歌うことにより、声量が一定に保てます。
裏声のような声だと、音程が低くなった時や
音程が高くなった時に極端に声量が低くなります。
筆者
力強く胸を響かせるような地声(チェストボイス)で
歌えると低い声は太く、高い声はエッジの効いた
突き抜けるような声を声量を変えず出せます。
意図して声量に違いを持たせる場合を除き、
基本的には声量は一定に保つことが大切です。
筆者
地声をマスターして、これらのメリットを
手に入れましょう!
地声チェストボイスを出す方法
ではまず、簡単に地声を出す方法を解説します。
ここでは専門的な話は抜きにしてお話しします。
筆者
誰でも簡単に地声を出せる方法なので、
「こんなの意味あるの?」と思うかもしれません。
しかし、地声で歌うための準備運動のような内容に
なっているのでまずは以下の出し方を試しましょう。
そんな人はここから始めてください。
地声の出し方①: 驚いた声を出す
「あ!」という驚きの声を出すと
簡単に地声が出ます。
例えば家を出て目的地に向かう道中、
重大な忘れ物に気づいた時に出す声を
イメージして発してみましょう。
筆者
忘れ物に気づいた場面をしっかりイメージして
発声することが大切です。
下記のように身体全体がその声を出すために
機動するのを感じ取ってみてくださいね。
- 呼吸が胸から上がってくる。
- 声帯が呼吸を受け止める。
- 突発的な地声が生まれる。
まずはこの驚きの声を身体に覚え込ませてください。
筆者
地声の出し方②: 遠くの友達を呼ぶ
横断歩道の向こう側に友達を見つけた時に、
「おーい!」と呼ぶイメージで発声しましょう。
筆者
こうすることで地声でロングトーンを出すことが
可能になります。
持続した呼吸に対して、声帯の締まりを
持続させて発声していることを意識しましょう。
裏声のような弱々しい声が出てしまうのは
声帯が適切に締まっていないのが原因です。
筆者
先ほどの「あっ!」と切る地声と
「おーい!」と長く伸ばす地声で
声帯を締めつつ声を出すことを覚えましょう。
地声(チェストボイス)の練習法
では地声、及びチェストボイスを出すために
もう少し専門的な視野で深掘りしていきます。
先ほどの項目でも繰り返しお伝えしましたが、
力強い地声を出すためには声帯を適切に締める
必要があります。
声帯を閉じる練習は以下の手順で行います。
- 息を止めて声帯を締める。
- エッジボイスを出す。
- エッジボイスの音程を上げる。
この手順を踏めば力強い地声を出すことができます。
手順①: 息を止めて声帯を締める
口を「あ」の形にして、息を吐き続けましょう。
筆者
吐いている途中で息をピタッと止めてください。
喉の奥で蓋が閉まったような感覚になると思います。
これで声帯を隙間なく締めた状態を
作れたことになります。
筆者
手順②: エッジボイスを出す
声帯を締めたら、「あー」と低い音程で
なるべく小さく発声をしてみてください。
するとホラー映画の「呪怨」で登場する
少し怖い声が出ます。笑
以下のような声が出せればOKです。
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この声をエッジボイスと言います。
締まった声帯に少しだけ隙間を開けて
息を通すことで生まれる声です。
声帯を締めつつ声を出す練習となります。
手順③: エッジボイスの音程を上げる
エッジボイスを出せたら、
音程を徐々に上げていきましょう。
そうすることで息漏れの少ない
力強い地声を出すことができます。
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自然と力強い地声が作れるように
何度も繰り返し練習してみてくださいね。
まとめ: 地声で話す習慣をつけよう
今回は力強い地声(チェストボイス)の出し方を
お伝えしてきました。
次の手順で、練習を継続してみてください。
- 息を止めて声帯を締める。
- エッジボイスを出す。
- エッジボイスの音程を上げる。
そして地声で歌うことで得られる
メリットを手に入れてくださいね。
- 簡単に大きな声が出る
- 表現力が高まる
- 声量が一定に保てる
とはいえ、これまで地声を出せなかった人は
すぐに身体に定着するものでもありません。
普段の会話でも地声を出すことを心がけながら
発声するようにするのも効果的な練習になります。
筆者
地声を出すことをたくさん意識することで
力強い声で歌うことに一歩近づきます。
参考にしてみてください!