ボイスポジションを定めて歌の安定感を高めよう!【声質を操ることもできます。】

歌の音程や声量のバラつきを無くして、安定感のある歌が歌いたい。
何か方法は無いの?

上記のお悩みにお応えしていきます!

 

歌を歌っている時にすぐ息が切れたり、音程が
ふらついてしまう人はぜひ読んでいってください。

 

安定感のある歌声を手に入れるために重要な
「ボイスポジション」についてお伝えしていきます。

筆者

耳馴染みのない言葉ですよね。
でも超重要な歌の基礎なんです。

 

ボイスポジションについて正しく理解すれば、
以下のメリットがあります。

  • 声量のバラつきがなくなる。
  • 音程(ピッチ感)が良くなる。
  • 喉が枯れにくくなる。
  • 高い声が出しやすくなる。
  • 低い声が抜けやすくなる。
  • 声質を自在に変化させられる。

良いこと尽くしな歌の基礎であるボイスポジションを
マスターしていってくださいね!

 

この記事を書いているのはどんな人?

筆者

どうも!
筆者の藤川翔一です!

ボーカル歴は20年以上。

歌うことに関して沢山の研究を積み重ねてきたので
今回もその中のひとつをお伝えしていきます。

 

YouTubeで動画も上げているので見てみてください。
⬇︎


 

本記事の内容

本記事の内容は以下の通りです。

  • ボイスポジションとは
  • ボイスポジションを見つける方法
  • ボイスポジションで声質を操る方法

 

声量のバラつきを少なくすることで息切れの原因を
解消でき、音程のピッチ感が明瞭な質感になるので
聴きやすい歌声が構築できます。

 

筆者

聴きやすい歌声を
構築してから
オリジナリティを模索しよう。

 

そんな効果のあるボイスポジションについて
詳しく解説していきます!

 

歌に安定感をもたらす!ボイスポジションとは何?

歌に安定感をもたらすボイスポジションとは

ボイスポジションとは、自分の声が一番響く
音程を含めた発声の位置のことです。

自分にとってどの音程が響かせやすいか、その音程を
最大限に響かせるためにどこに向かって発声するべき
なのかを考えていきましょう。

 

筆者

ボイスポジションは
人それぞれ違います。

 

ボイスポジションが定まったら、高い音も低い音も
その位置をキープしながら発声します。

そうすることで声量が安定し、音程のぐらつきが解消
されます。

 

筆者

ピッチ感も明るくなって
抜けの良い声にもなるよ。

 

ボイスポジションを定めないと不安定な歌声に

ボイスポジションは歌の位置です。

自分の声が響く位置を保ちながら、そこから動かずに
音程をとることがとても大切です。

 

音程によって声の位置がグラつくと、声の響かない
ボイスポジション
で歌うことになり声量を上げるため
無理な力みが生じてしまい不安定な歌声になります。

 

声の位置を保つとはどういうことか輪ゴムで説明してみました

声の位置を保つということをイメージしやすいように
輪ゴムを使って説明します。

画像の赤丸を声が一番響きやすいボイスポジションと
考えてください。
⬇︎

ボイスポジションを定めないと不安定な歌声に

 

高い声を出す時は、この赤丸の位置を保ちつつ
発声するようにしましょう。

⬇︎

ボイスポジションを定めないと不安定な歌声に

 

低い声を出す時も同様です。
⬇︎

ボイスポジションを定めないと不安定な歌声に

 

筆者

どうですかね。
ちょっとイメージ湧きました?

 

ボイスポジションを意識しないと、以下のように
響くポイントから外れての発声になってしまいます。
⬇︎

ボイスポジションを定めないと不安定な歌声に

ボイスポジションを無視して高い声を出しているイメージ図。

こうなると響きのない高音になってしまい、
声が裏返る原因にもなります。

 

筆者

地に足がついていない
状態ですね。

 

低い声を出す時も同様に、極端に下向きに声を
出したりしていませんか?

声の響く位置を保ちながら、喉を開くように
発声しないと、ただのこもった声になります。

 

重要
ボイスポジションを正しく意識しないと
正しい発声はできません。

 

ボイスポジションを定める方法を解説

ボイスポジションを見つけ、定めていきましょう。

手順は以下の通りです。

  1. 自身の出しやすい音程を確認。
  2. 声を響かせる方法を確認。
  3. 一番響くポイントを探す。

このステップを踏めば、あなたのボイスポジション
見つかります。

 

自分の出しやすい音程を確認

まずは一番発声しやすい音程を認識することから
始めましょう。

 

音程は以下の範囲を参考にしてください。

  • 男性 : C4〜G4
  • 女性 : D4〜B4

 

筆者

C4っていうのは、
いわゆる高いドのことです。

 

そして発声は「アイウエオ」の母音全てで行い
全ての母音が気持ち良く発声できる音程を見つけ出し
ましょう。

 

筆者

「ア」だと出るけど
「ウ」だとキツすぎる!
みたいな音程はNGです。

 

ある程度余裕を持って出せる音程がベストです。

 

 声を響かせる方法を確認

出しやすい音程が決まったら次に声を響かせる方法
お伝えしてます。

 

まず上前歯の裏に舌先をくっ付けてください。

そのまま上顎に沿って、のどちんこの方に舌を這わせ
てみてください。

 

途中で骨の部分が終わり柔らかい部分に突入します。

ここを軟口蓋(なんこうがい)と呼びます。

 声を響かせる方法を確認

絵が下手ですまん。

 

重要
発声は息を軟口蓋に当てる
イメージを持って行いましょう。

 

息を軟口蓋に当てながら、発声する意識を持つことで
息は鼻腔の壁にも到達し、鼻腔で響きが増幅します。

筆者

超重要!!

 声を響かせる方法を確認

 

練習方法

まずは息を「ハッハッ」と軟口蓋をめがけて
吐く練習
を繰り返してみてください。

以下の事に気をつけながら行いましょう。

  • 顔を上げて目線を前に向けましょう。
  • リラックスして腹式呼吸で息を吐きましょう。
  • 脳天を目掛けて息を吐くイメージを持ちましょう。

 

感覚を掴んだら、その状態のまま声を乗せて
発声しましょう。

音程は先ほど確認した自分の出しやすい音程で
構いません。

 

発声する時は「アー」という感じのロングトーンで
発声してみてください。

 

筆者

鼻の奥が共鳴して
震える感覚を掴もう!

 

声を響かせることをイメージしながら取り組んで
みてくださいね!

 

一番響くポイントを探す

軟口蓋に息を当てて発声する感覚を掴むと、
口と鼻の中間あたりに声の中心を感じると思います。

 

狭い範囲ではありますが、軟口蓋のどこに息を当てる
のかを微調整
すると声の中心の大きさが変化します。

この微調整を行い、出来るだけ声の中心が大きくなる
ポイント
を見つけましょう。

 

筆者

声の中心が大きくなるということは、響きが大きくなっているということです。

 

そこがあなたのボイスポジションになります。

 

ボイスポジションを固定して歌おう

ボイスポジションが認識できたら、どんな音程を
歌う時もその位置を動かさず歌いましょう。

 

筆者

基本的に、ボイスポジションは固定すべき。

 

そうすれば高い声を出す時の裏返りを防ぎ、力強い
低音が足されます。

低い声を出す時には、倍音が加わり抜けの良い声に
なります。

 

筆者

低い音程を歌う時、無理して
大きな声を出さなくても良い。

 

ボイスポジションを定めて、常に意識することで
安定感のある歌声を作ることができます。

 

喉も枯れにくくなります

ボイスポジションを定めて歌うと、声が枯れにくく
なります。

ボイスポジションを意識すると口から声を出すという
よりも、鼻の辺りから声が抜けていくイメージを持つ
ことができます。

喉(声帯)を使う意識が薄れるので、喉に無駄な力を
入れずに発声
することが可能です。

 

筆者

喉声から卒業しよう!

 

ボイスポジションを使って声質を操る方法

軟口蓋に息を当てることで響きのある声を
作ることができると解説してきました。

次にボイスポジションの位置を変えて、声の質感を
変化させる方法
をお伝えしていきます。

 

固く抜けの良い声を作る方法

軟口蓋に当てていた息を前歯の方、上顎の硬い部分
当てる意識で発声してみてください。

固く抜けの良い声を作る方法

硬い部分を硬口蓋(こうこうがい)と言います。

すると、ふくよかな響きだった声が硬く抜ける声
変化します。

この声の利点は以下の通りです。

  • 高い声が出しやすい。
  • 喋る感じのニュアンスで歌える。
  • 歌唱中のアクセントとして使える。

響きを重視した発声だと出なかった高い音程も、
ボイスポジションを前に移動した硬い声であれば
出る場合もあります。

 

柔らかく太い声を作る方法

逆に響くボイスポジションよりも喉の奥に息を当てる
意識で発声をすると柔らかく太い声になります。

この声の利点は以下の通り。

  • 迫力のある声が出せる。
  • かすれた質感も作りやすい。
  • ファルセットの安定感が上がる。

ひとつ注意したいのは、あまりにも奥を狙いすぎると
吐いた息が喉の辺りで止まってしまい鼻腔に到達せず
響きの乏しい声
になってしまいます。

 

太い声を出す時は、通常のボイスポジションと同様に
響かせることを意識して発声しましょう。

 

筆者

ファルセットが苦手な人は
このボイスポジションだと
上手くいきやすいです。

 

まとめ: ボイスポジションを意識すれば安定感のある歌声が手に入ります

今回は歌の安定感を高められる、ボイスポジション
についてお伝えしていきました!

  • 声量にバラつきが出てしまう。
  • 高い声が上手く発声できない。
  • 低い声も上手く発声できない。
  • すぐ喉が疲れて枯れてしまう。
  • 表現が一辺倒になってしまう。

これらの悩みを持っている方は、ぜひ参考に
してみてくださいね!

 

ボイスポジションは耳馴染みのない言葉ですが
歌の基礎としてかなり大切な考え方になります。

初心者の方であればあるほど、変なクセがついて
しまう前に取り組むべきです。

 

ボイスポジションを定めて、安定感のある歌声を
手に入れてくださいね!

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