本記事では筆者の所有する「Gretsch White Falcon G6136 TLDS」というモデルについて解説します!!
どんな仕様で、どんな音が出るのかが分かる内容になります。
グレッチ ホワイトファルコンなどのグレッチ製フルアコエレキギターの購入を検討している方の参考にもなるかと思います!!
この記事を書いているのはどんな人?
筆者
下記動画はホワイトファルコンを色々な音色で鳴らしたものになります。
記事を読む時間がない人はこちらをどうぞ。笑
日々ホワイトファルコンを良い音で鳴らすために研究しているので、最後まで読んでもらえると嬉しいです。
それでは、初めていきましょう!!
Contents
Gretsch G6136 White Falcon グレッチホワイトファルコンを徹底解剖!!
グレッチ社のフルアコースティックギターであるホワイトファルコンは「世界一美しいギター」と称されるギターです。
金属パーツやピックアップカバー、バイディングやトラスロッドカバーには金色が徹底して使われています。
一見ゴージャスすぎる外観に思われるかも知れませんが、実際に実機を目の当たりにすると威風堂々とした落ち着きある佇まいをも感じます。
ボディとネックはメイプル、エボニー指板がホワイトファルコンの特徴です。
ホワイトファルコンの外観
筆者の所有するホワイトファルコンはカラーが真っ白なホワイトではなく、色焼けしたようなクリーム色っぽいホワイトなので、金色パーツのゴージャス感をいい感じで中和しています。
フルアコ構造なので、中は空洞になっています。
筆者
ボディサイズは17インチ(432mm)、厚みは2.75インチ(70mm)ありグレッチのラインナップ内最大のボディサイズです。
小ぶりなアコギよりも大きいサイズです。
僕はエレキギターでの弾き語りをするので、アコギから持ち替えた時にこの大きさがしっくり来るんです。
アコギを弾くフィーリングで演奏できるギターを探した結果、グレッチのホワイトファルコンに辿り着きました!!
ホワイトファルコンの音
筆者の所有する「Gretsch White Falcon G6136 TLDS」にはダイナソニックというシングルコイルタイプのピックアップが付いています。
ダイナソニックはシングルコイルですが、かなり高出力です。
低音から高音まで満遍なく出力し、かなりギラついた音が出せます。
リアピックアップ(クランチ)
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センターピックアップ(クランチ)
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フロントピックアップ(クランチ)
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聴いてもらうと分かる通り、尖ったパンチのある音です。
フルアコギターなのに、ジャキジャキとした質感の出せるギターは少ないんですよね。
筆者
筆者はストローク奏法でギターを弾くことが多いので、アコギのようにギラついた部分の出る音が好みです。
特にセンターピックアップは歪ませても音の輪郭が残ってくれる、最高の音です。
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フロントピックアップでガッツリ歪ませると、単音弾きに適した音色にもなります。
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歪ませるとかなりクセのある音色にはなりますが、他のギターでは出せない存在感がありますね。
クリーントーンで繊細な音はこちら。
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フルアコ構造による甘い音と、ダイナソニックのパンチ感が合わさって絶妙なバランスの音が鳴るギターです。
なお、聴いていただいた音はLINE6のHX STOMPというマルチエフェクターを使って録音しました。
以下の記事で音作りに関して詳しく解説しているので、是非ご覧ください!!
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HX STOMPの音作りの方法を解説【クリーン〜ディストーション】
もう一つのピックアップ「フィルタートロン」
ホワイトファルコンのラインナップにはダイナソニックピックアップの他に「フィルタートロン」というハムバッカータイプのピックアップも存在します。
こちらはダイナソニックよりも、甘く太い音が出せるピックアップになります。
ギラギラした質感は出しにくくなりますが、歪みの乗りはこちらのピックアップの方が良いです。
筆者
ピックアップの違いでサウンドの質感が大きく異なるので、注意しましょう。
ギターボーカルや弾き語りをしている人はダイナソニックピックアップを、リードギターの人はフィルタートロンを使うのが良いかも知れませんね!!
こちらの動画はフィルタートロンの音がどんなものか分かる内容になってます。
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ホワイトファルコンのブリッジ
ホワイトファルコンのみならず、グレッチのギターのほとんどのブリッジに言えることなのですが、ブリッジが固定されていません。
これがなかなかの曲者で、強くアタックしてしまうと動いてしまったり、弦交換のたびに適正な位置に持ってくる必要があります。
手でグイッと動かすと、移動します。
とはいえ、普通に弾いている分には問題ありません。
強めのストロークやピッキングで動くことはありませんが、強く斜め方向にブリッジミュートしたりすると少しずれますね。
動くのが嫌で後からピン留め出来るように加工したり、接着する方もいます。
最近のモデルは初めからブリッジがピン留め加工されてるものも多数あるので、ブリッジが動くのが嫌な人はそういったモデルを購入すると良いですよ!!
ホワイトファルコンのラインナップ
ホワイトファルコンといえど、様々なスペックのラインナップが存在するので紹介しておきます。
筆者
Gretsch G6136-55 VS Vintage Select Edition ’55 Falcon
現行品でダイナソニック(TV Jones T-Armond)が付いているホワイトファルコンはこちら。
本記事で紹介した筆者のホワイトファルコンとの違いはテールピースです。
このモデルには「キャデラックGテールピース」というテールピースが付いており、トレモロレスモデルとなります。
Gretsch G6136T-59 Vintage Select Edition ’59
ピックアップはフィルタートロン、ブリッジは弦間を調整できる「スペースコントロールブリッジ」を搭載しています。
トレモロブリッジはやはりカッコいいですね!!
指板のインレイはシンプルな「サムネイルインレイ」となっています。
Gretsch G6136TG Players Edition Falcon
こちらのプレイヤーズエディションモデルは、ボディ厚が2.5インチと薄く作られてます。
そのため取り回しがしやすく、ハウリングも起きづらいので非常に使いやすいモデルになっています。
筆者
ダブルカッタウェイのプレイヤーズエディションはセンターブロックが入っており、セミアコ構造のギターになっています。
まとめ
今回はグレッチのホワイトファルコンについて解説をしました!!
ダイナソニックのピックアップが搭載されていることで、フルアコでありながらもブライトでパンチのある音色を響かせられるエレキギターです!!
ボディはかなり大きく、ブリッジも動くし、音色にも癖があります。
使いこなすのは大変ですが、それも魅力の一つなのかもしれません。
筆者
ちなみに筆者の所有する「Gretsch White Falcon G6136 TLDS」は生産終了となってます。
「ダイナソニックピックアップでトレモロアームも欲しい。」って方は、Amazonで1本だけ見つけられたので是非!!
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