HX STOMPの音作りの方法を解説【クリーン〜ディストーション】

  • HX STOMPを導入したけれど、思うように音が作れない!!
  • HX STOMPで良い音を、手っ取り早く手に入れたい!!
  • HX STOMPの導入を検討しているけれど、どんな音が作れるのかを知りたい!!

この記事ではLINE6社のマルチエフェクター、HX STOMPでの音作りのコツを解説します。

 

すでにHX STOMPをお持ちの方はこの記事通りに設定をしていけば、簡単に理想の音を出せるようになります。

あるいは、これからHX STOMPを導入しようか迷っている方には「どんな音が鳴らせるのか。」の参考になるかと思います。

 

筆者

実際のサウンドを聴いていただきつつ、解説していきます!!

 

 

まずはどんな音が作れるのかを聴いてみてください。

この記事を読むことで、以下のような音作りが出来るようになります。(全てライン録音です。)

①クリーンサウンド

 

②クランチサウンド

 

③ディストーションサウンド

 

④筆者オリジナルサウンド

 

クリーンクランチディストーションといったエレキギターの音作りの基礎となる3種類の音色と、筆者が作成したクリーンからディストーションまでの音色を生み出せる汎用性の高いギターサウンドです。

正直なところ、実機に初めから入っているプリセットだと音がこもっていたり、やけにジャキジャキした音だったりして使えないものも多いです。

 

基礎的な3種類の音を作れるようになれば、あとは自身の理想的な音になるように微調整をしていけばオッケーですよ。

筆者

紹介したプリセットは無償でダウンロードプレゼントするので、お楽しみに!!

 

それでは始めていきましょう!!

 

HX STOMPの音作り解説

HX STOMPの音作り解説

LINE6のHX STOMPの特徴は以下の通りです。

  • ギターケースにも収まるコンパクトサイズ
  • 上位機種Helixと同じサウンド
  • リアルなアンプモデリング機能
  • 300種類以上の音色
  • エフェクト同時使用8個(ブロックと呼びます。)

 

中でも特筆すべきは「リアルなアンプモデリング機能」です。

まるでアンプを大音量で鳴らして、それをマイクで収音したかのような音作りが自宅でも可能。

 

筆者

実機とほぼ変わらない音が作れます!!

 

全100種以上のエフェクト類も様々なエフェクターがモデリングされており、こちらも実機とほぼ同じ音色を生み出してくれます。

宅録でエレキギターを良い音で録音したい方に凄くオススメです!!

HX STOMPの音作り解説

非常にコンパクトなので、デスク上ですぐに使用できるようなセッティングができます。

 

もちろんライブでも、自宅で作り込んだ音をPA卓にラインで送れば、その音で演奏することも可能ですよ。

 

音作りの前にやるべき設定

音作りを始める前に、音質を向上させる設定があるので解説します。

これをやっておかないと、音が若干奥に引っ込んだ(こもった)感じになるので注意してください。

 

手順①「PAGE」を同時押ししてMenu画面を表示

2つある「PAGE」のボタンを同時押しして、Menu画面へ移動します。

HX STOMPの音作り解説

 

手順② 右のPAGEボタンを押して「Global Settings」を選択

右のPAGEボタンを押してページを変更し、「Global Settings」を選択してください。

HX STOMPの音作り解説

 

手順③ 「Volume Controls」の値をPhonesに変更する

次の画面でも右のPAGEボタンを2回押してください。

すると「Volume Controls」という項目が表示されるので、ここをPhonesの値に変更しましょう。

HX STOMPの音作り解説

これで完了です。

この設定をすることによって、本体のボリュームツマミが効かなくなります。

よって出力の際に本体ボリュームの回路を使用しないので、音痩せが軽減してハリのあるクリアな音が出力できます。

 

筆者

デフォルトのままだと、音が少し引っ込んだ感じに聞こえてしまいます。

 

設定が完了したら「VIEW」ボタンを押して、Play画面に戻ってください。

 

Play画面はスナップショット機能を使用

HX STOMPのプリセットの切り替え方法は全部で4種類あります。

  • Stompモード
  • Scrollモード
  • Presetモード
  • Snapshotモード

本記事ではこの内のSnapshot(スナップショット)モードでの使用を前提に解説をしていきます。

 

スナップショットを使う理由は以下の通りです。

  • フットスイッチ切替の際の遅延が無い。
  • パラメーターの変更をフットスイッチの切替で行える。
  • 一回のフットスイッチ切替で複数のエフェクトのオンオフが可能

1曲の中で使うエフェクトの数が少ない場合は、3つのフットスイッチそれぞれにエフェクトを割り当てられるStompモードが使いやすいかと思います。

僕の場合は音色ごとにアンプセッティングの値を変えたりすることもあるので、Snapshotモードを使っています。

 

筆者

無償ダウンロードのプリセットはSnapshotモードでエフェクトの切り替えが出来るようにしておきますね。

 

では音作りをしていきます!!

 

クリーンサウンドの作り方

音作りをする時はパソコン上で音のエディットが出来る「HX Edit」という無料のエディターソフトを使うと、分かりやすいです。

以下からダウンロードができます。

⬇︎

HX Editをダウンロードする。

 

筆者

もちろんパソコンが無くても、実機を操作して音作りが可能です。

 

それではクリーンサウンドを作っていきましょう。

まずは使用するアンプを選択します。

 

オススメは「US Deluxe Vib」です。

「Amp +Cab」→「US Deluxe Vib」を選択してください。

HX STOMPの音作り解説

HX Editの画面です。

 

筆者

フェンダーのデラックスリバーブのモデリングです。

 

デフォルトのままだと、やや歪んでいるかと思うのでアンプのEQを以下のように微調整してみましょう。

  • Drive → 2.0
  • Bass → 5.5
  • Treble → 6.0

これでハリのある太いクリーンが作れます。

クリーンでも多少歪んでいる方が好みな方はDriveを上げて、ブーミーにならないように(低音が割れないように)Bassを下げて調整するとバランスが取れますよ。

 

ここにエフェクターを足して、音色を作り込んでいきます。

アンプの手前のブロックにリバーブを設定しましょう。

「Reverb」→ 「Plateaux」を加えました。

HX STOMPの音作り解説

 

そしてクリーンはピッキングの強弱により、音量の上がり下がりの差が激しくなる傾向にあります。

弱く弾き過ぎると音が小さすぎてしまいますし、強く弾き過ぎると「バチン!!」と耳が痛くなるような音になってしまいます。

 

なのでコンプレッサーというエフェクトを付け足して、音量の幅を少し狭める処理をします。

コンプレッサーを掛けると、小さな音は少し持ち上がり、大きな音は少し圧縮されます。

 

筆者

手元のピッキングや指弾きの強弱を気にしなくても、音量が均一に保たれるエフェクト処理です。

 

「Dynamics」→「Deluxe Comp」を設置してください。

HX STOMPの音作り解説

コンプレッサーは一番前に設置してください。

デフォルトの値だと、音量が大きくなり歪んでしまうので以下の値に調整してみてください。

  • Threshold → -36.0dB
  • Level → +4.8dB

Thresholdの値をマイナス方向へ低くしていくと、コンプレッサーのかかり具合が強くなります。

 

筆者

好みの圧縮感になるように調整してみてください。

 

出来上がったクリーンサウンドがこちら。(テレキャスターのミックスポジションで演奏。)

⬇︎

 

エフェクターを追加してクランチサウンドを作る。

出来上がったクリーンサウンドに、オーバードライブのエフェクターを追加してクランチサウンドを作っていきましょう。

「Distortion」→「Teemah!」を選択してみました。

HX STOMPの音作り解説

コンプレッサーの次に設置しましょう。

パラメーターは以下の通りです。

  • Gain → 5.2
  • Bass Gain → 5.0
  • Trable Gain → 5.5
  • Level → 4.9

 

オーバードライブエフェクター「Teemah!」を追加した音がこちら。

⬇︎

 

筆者

中域にハリが出て、リフやオブリで使えるサウンドになります。

 

クランチサウンドをフットスイッチ2に割り当てる方法

クリーンサウンドをフットスイッチ1に、クランチサウンドをフットスイッチ2に割り当てていきましょう。

 

筆者

HX STOMPの実機を操作して割り当てる方法をお伝えしますね。

 

手順① フットスイッチ1を選択して「Teemah!」をOFFにする。

フットスイッチ1はクリーンサウンドに設定するので、オーバードライブ「Teemah!」はOFFにします。

実機の右上にあるノブを回してエフェクトを選択し、ノブを押すとON・OFFを切り替えることができます。

 

手順② 「VIEW」と「ACTION」を同時押しして記憶させる

「VIEW」「ACTION」二つのボタンを同時押ししてください。

次の画面で「Save」の下にあるノブを押せば完了です。

HX STOMPの音作り解説

 

手順③ フットスイッチ2を点灯させて「Teemah!」をON

フットスイッチ2を踏むとクランチサウンドになるようにします。

フットスイッチ2を選択して点灯させたら、右上のノブを使って「Teemah!」をONにしましょう。

 

手順④ 「VIEW」と「ACTION」を同時押しして記憶させる

フットスイッチ1でプリセットを記憶させた時と同じように、「VIEW」と「ACTION」二つのボタンを同時押ししてセーブすれば完了です。

これでフットスイッチ1ではクリーン、フットスイッチ2ではクランチ(オーバードライブ)のサウンドを呼び出すことができます。

 

筆者

スナップショットモードでは、このように簡単にプリセットを記憶させることができます。

 

クランチサウンドの作り方

クランチサウンドをアンプベースで作っていきましょう。

アンプでクランチを作ると、エフェクターで歪みを乗せた時とは違った質感になります。

 

筆者

個人的には歪んだ音はアンプで作るのが好みです!!

 

使うアンプはハイワットというアンプのモデリングである、「WhoWatt 100」にしてみましょう

「Amp +Cab」→「WhoWatt 100」を選択してください。

 

HX STOMPの音作り解説

弱く弾けば音の輪郭がしっかり聞き取れ、強く弾くとしっかりと歪む音色にしたいので、以下のような値にセッティングしました。

筆者

ギターボーカルにぴったりな、アルペジオもストロークもこなせる汎用性の高い音色です。
  • Drive → 8.3
  • Bass → 6.0
  • Mid → 4.9
  • Treble → 4.7
  • Presence → 5.6
  • Ch Vol → 5.8
  • Master → 5.5

 

加えてキャビネットシミュレーターも編集しました。

低音を少し抑えるためにスピーカーとマイクの距離を設定できる「Distance」を3.5にし、「Low Cut」を112Hzに設定しました。

HX STOMPの音作り解説

 

そしてリバーブを足します。

ダイナミックな残響が得られる「Ganymede」を設定してみました。

HX STOMPの音作り解説

「Modulation」の値を1.5にして、「Mix」の値を10%に変更すると自然なかかり具合になります。

 

出来上がったクランチサウンドがこちら。(テレキャスターのミドルポジションで演奏。)

⬇︎

歪ませてジャカジャカと鳴らしても、コード感やアタック感が聞こえるようにすることが大切です!!

 

ソロ用の音作りをしていきましょう。

ソロを弾く用に、チャンネル2ではクランチサウンドにさらに歪みを加えていきます。

まずは歪みを増幅させるために「Distortion」→「Hedgehog D9」を選択。

値はデフォルトのままです。

HX STOMPの音作り解説

 

歪みが増幅したので、このままだとギターを鳴らしていない間もノイズが多くなります。

なので歪みの次のブロックにノイズゲートというエフェクターを入れます。

「Dynamics」→「Noise Gate」を選択してください。

値はそのままでオッケーです。

これでギターを鳴らしていない時のノイズが軽減します。

 

最後に単音弾きでのサスティン(音の伸び)をかせぐために、ディレイを加えましょう。

空間系は歪みエフェクターの後のブロックに設置してださい。

「Delay」→「Vintage Digital」を選択。

HX STOMPの音作り解説

Mixの値を23%にしました。

 

これをスナップショットモードでフットスイッチ2に割り当てれば、1回のスイッチ切り替えでこれら3つのエフェクトを一気にON・OFFすることが出来ます。

 

出来上がった音がこちら。(テレキャスターのフロントポジションで演奏。)

⬇︎

 

ディストーションサウンドの作り方

最後にディストーションサウンドを構築していきます。

使うアンプはメサブギーというアンプをモデリングした「Cali Rectifire」がオススメです!!

HX STOMPの音作り解説

デフォルトの設定のままでも十分に良い音ですが、少し抜けをよくするために以下の値に設定してみました。

  • Drive → 6.7
  • Bass → 2.0
  • Mid → 6.8
  • Treble → 5.1
  • Presence → 5.7
  • Ch Vol → 6.0
  • Master → 3.0

せっかくなんでエグめの歪みにし、なおかつ高音域を強調した音色にしました。

 

ハイゲインな音作りをした時はノイズゲートをかける。

Driveを高めにしたので、演奏していない時のノイズ対策にノイズゲートをかけます。

エフェクターでかけずに、メインインプット部分でノイズゲートがかけられるので、今回はそちらで処理をしていきましょう。

 

筆者

メインインプットのノイズゲートは、エフェクトの数としてカウントされないのでブロックの節約にもなります。

 

HX STOMPの音作り解説

エフェクターで深い歪みをかけた場合は、そのエフェクトの後にノイズゲートをかける方が効果的です。

アンプのみをプリセットで使う場合は、インプット部分でノイズゲートをかけると良いですよ。

 

出来上がった音がこちら。(テレキャスターのリアピックアップで演奏。)

⬇︎

 

HX STOMPで使えるプリセット無償ダウンロードプレゼント

HX STOMPの音作り解説

今回作成した3種類の基礎的なサウンドプリセットを無償でダウンロードプレゼントします!!(ダウンロードはパソコンでのみ可能です。)

ダウンロードしたファイルをHX Editにクリック&ドラッグすれば、すぐにプリセットをお使いいただけますよ!!

 

筆者

自分で設定する手間が省ける!!

 

オリジナルプリセットもプレゼント

加えて僕自身が弾き語りで使う用に試行錯誤して制作した、オリジナルのプリセットもプレゼント!!

以下のような音が出せます。(テレキャスターのフロントピックアップで演奏。)

⬇︎

スナップショットチャンネル1

 

スナップショットチャンネル2(ソロ用にブースト)

 

スナップショットチャンネル3(リバースディレイ)

 

基本的にはディストーションに近いクランチサウンドですが、弱く弾けば煌びやかなアルペジオが出せます。

ギター本体のボリュームを絞れば、ストロークや歯切れの良いカッティングにも適した音色になりますよ!!

 

筆者

どんな内容のプリセットになっているのかは、ダウンロードしたものを確認してみてください。

 

無償ダウンロードはこちらをクリック(ダウンロードページへ移動します。)

 

ダウンロード&インポート方法

ダウンロードの仕方と、ダウンロードしたファイルをご自身のHX STOMPにインポートする方法を解説します。

やり方は凄く簡単です!!

 

手順① ダウンロードページへ移動する。

以下をクリックしてダウンロードページへ移動してください。

⬇︎

無償ダウンロードはこちらをクリック(ダウンロードページへ移動します。)

 

手順② パソコンにダウンロードする。

移動したダウンロードページの「すべてダウンロード」をクリックしてください。

自動的にパソコンへプリセットファイルがダウンロードされます。

HX STOMPの音作り解説

「すべてダウンロード」をクリック。

⬇︎

HX STOMPの音作り解説

このようにダウンロードされます。

 

手順③ プリセットファイルをHX Editにインポートする。

ダウンロードしたプリセットファイルをHX Editにインポートしてください。

やり方は使いたいファイルをクリックし、HX Edit内の「New Preset」にドラッグするだけです!!

HX STOMPの音作り解説

⬇︎

これで完了です。

 

筆者

ぜひ使ってみてください!!

 

>>オリジナルプリセットのダウンロードはこちら<<

 

 

まとめ

HX STOMPの音作り解説

LINE6 HX STOMPを使えば60種以上のアンプ、100種類以上のエフェクターが手に入ります。

いずれも高品質で、特にアンプモデリングは音作りを追い込めばかなり実機に近い音になります!!

 

筆者

空間系のエフェクトもプロユースなものだという評価も多いです。

 

LINE6は定期的にファームウェアのアップデートも行っており、今後も新しい機能やアンプ、エフェクターが追加されると思われます。

 

自宅でのレコーディングでエレキギターを良い音で録音したい方、そしてその作り込んだ音をライブでも使用したい方にとてもオススメなマルチエフェクターです!!

お願いがあります!!

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筆者

よろしくお願いします!!

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