挫折しそう。
ギター初心者の方のほとんどが
Fコードにつまずいてしまいます。
原因は人差し指で全部の弦を押さえる
「バレーコード」という押さえ方だから。
「こんなの絶対弾けないじゃん!」
そう思って諦めてしまう前に
この記事を読んでみてほしいです。
絶対にFコードが弾けるようになります。
曲を弾く時に、Fコードが出てきても
テンションが下がったりすることが無くなります。
この記事を書いているのはどんな人?
筆者
シンガーソングライターです!
ギター歴は15年を超えてます。
そんな僕がFコードについて語り尽くすので
ぜひ参考にして下さい。
本記事の内容
この記事では以下のことについてお伝えします。
- Fコードを押さえるコツを解説
- Fコードを押さえるためのトレーニング法
- Fコードの様々な押さえ方
Fコードを正しく押さえる手順から始まり、
Fコードを避けずに曲を完奏する方法までを解説。
筆者
使いこなせるようになります。
Fコードが弾けるようになると
バレーコードをマスターすることに繋がります。
そうなれば演奏できる曲の幅も大きく広がるので
ギターが好きになること間違いなし。
さぁ、難なく乗り越えていきましょう!
時間のない方はこちらのボイスブログをご活用ください!!
テキストを読むのが苦手な方や、時間のない方は以下の記事にて音声解説をしていますので「ながら聴き」でご活用ください!!
本記事と合わせてインプットすることで、より理解が深まるかと思います。
・ボイスブログ【ギターのFコードを弾きたいならFコードから逃げればいい】
Contents
ギターのFコード(バレーコード)を押さえるコツを解説
Fコードは「ファ・ラ・ド」の
構成音で成り立つ和音になります。
各弦はファ・ラ・ドのいずれかになります。
Fコードの基本的な押さえ方はコチラ。
バレーコードです。
⬇︎
- 6弦 → F (ファ)
- 5弦 → C (ド)
- 4弦 → F (ファ)
- 3弦 → A (ラ)
- 2弦 → C (ド)
- 1弦 → F (ファ)
Fコードはこんな音。
⬇︎
Fコードを押さえるコツは以下の通りです。
- ギターを立てて構える
- テコの原理を利用してバレーする
- 人差し指で全部の弦を押さえない
この3点を意識するだけでFコード(バレーコード)の
難易度を大きく下げることができます。
筆者
Fコードを押さえるコツ①: ギターを立てて構える
Fコードを押さえる際、初心者によくあるミスが
ギターを寝かせて押さえようとすることです。
押さえる場所を目視したい気持ちはわかりますが
これだとめちゃくちゃ押さえにくいです。
この状態でFコードを押さえると
肘が不自然な感じで前に出てカッコ悪い。。。
筆者
ギターは立てて構えてください
横から見るとこんな感じです。
ギターを立てて構える方が
Fコードが弾きやすくなりますよ。
理由はネックとボディを体に引き寄せた際に生じる
反発の力が弦を押さえた指に伝わり、
少しの指の力でバレーすることが出来るからです。
筆者
体全体で弾くイメージです。
指の力だけで押さえようとしても
いつまで経ってもFコードは弾けないままです。
指板はちょっと見えるくらいにしましょう
出来れば、見ないのがベストです。
筆者
より押さえやすくなります。
弦を弾く時だけ指板を見ないようにしましょう。
Fコード並びにバレーコードを押さえる時は
フォームがかなり重要。
座った状態でのフォームの解説でしたが
立ってギターを弾く時も同様です。
筆者
してみてね。
Fコードを押さえるコツ②: テコの原理を利用してバレーする
先ほどはギターを立てて構えることによって
ギター全体にテコの原理が作用し
弦を押さえる力の助けになることを説明しました。
同様にバレーする人差し指にもテコの原理を
利用しましょう。
筆者
物理の授業みたいになってきた。
親指を置く位置が重要です
親指は2フレットの裏側辺りに
置くようにしましょう。
親指はピンと伸ばしましょう。
そして人差し指で1フレットをバレー。
上記画像の矢印の方向へ力が加わるので
人差し指への負担が少なく済みます。
今まで人差し指の裏側に親指を添えていた人は
親指の位置を2フレット付近の裏側へ移動です。
筆者
人差し指の側面で押弦しましょう
人差し指でバレーする際は、
人差し指の側面で弦を押さえてください。
指の側面で押さえることで
人差し指と中指の間が開きやすくなり
その他の指も押さえやすくなります。
⬇︎
人差し指と薬指の間を広げれば
他の指の押弦がラクになります。
指の側面で押さえないと鳴らない弦が出てくる
人差し指の側面で押さえず、指の腹で押さえると
鳴らない弦が出てきやすいです。
指の腹でバレーすると
第一関節の部分に隙間ができてしまうので
そこに弦があるとミュートしてしまいます。
筆者
いつもビビってしまう人は
これが原因です。
人差し指は少し寝かせ気味にして
腹ではなく側面でバレーするようにしましょう。
Fコードを押さえるコツ③: 人差し指で全部の弦を押さえない
Fコードを弾く際は人差し指で全部の弦を
押さえようとしなくて大丈夫です。
Fコードの場合、バレーして押さえるべき弦は
6弦と2弦と1弦だけ。
その他の弦は違う指が押さえるので
人差し指に力を入れる必要はありません。
人差し指はアーチさせる
バレーした人差し指をアーチさせることで
6弦と2弦と1弦を簡単に押さえられます。
指を真っ直ぐにする必要は無いということです。
Fだけでなくその他のバレーコードを押さえる際は
どの弦を押さえるべきかを確認した上で
押さえるようにすると良いですよ。
筆者
良いんです。
以上の説明を踏まえた上での完成形がコチラ。
⬇︎
自分の押さえ方と見比べてみてくださいね!
Fコードを押さえる際に気をつけるべき点
ここまでの手順を踏んでも
やっぱり上手く押さえられないという人は
以下の注意点にも気をつけてみてください。
- 脇が開いていませんか?
- フレットの近くを押さえていますか?
- 手首に角度はついていますか?
この3点も確認していきましょう。
脇が開いていませんか?
Fコード並びにバレーコードを押さえる際
初心者の人は脇を開きがちです。
脇が開くとバレーする人差し指が届かなかったり
体全体に力が入る原因になります。
筆者
NGです。
フレットの近くを押さえていますか?
ギターはフレットの近くを押さえないと
ちゃんと音がなってくれません。
Fコードの場合5弦3フレットの薬指は
若干フレットよりも遠くなってしまいますが
その他の指はフレットの近くを押さえましょう。
手首に角度はついていますか?
Fコードを押さえる際は手首の柔軟さがカギです。
手首の角度が甘いと確実に押さえられません。
手首はこれくらいの角度をつけましょう。
⬇︎
筆者
Fコードは押さえられないです。
Fコード(バレーコード)をラクに押さえるためのトレーニング法
なんとかFコードを押さえられたけど
バレーしてると辛い、長く持たない人は
バレーする時に使う手の筋肉を鍛えるといいですよ。
バレーコードに使う手の筋肉は
親指と人差し指の間にあります。
⬇︎
この筋肉を鍛えるとバレーコード のみならず
ギターの全てのフィンガリングがラクになります。
少し体育会系の辛いトレーニングなんですが、
確実にギターを弾くことのプラスになるので
ぜひ試してみてください!
筆者
ギターを弾くのに必要な筋肉の鍛え方
それでは、ギター筋トレの手順をお伝えします。
①人差し指で1フレットをバレーしてください。
出来るだけ強く挟み込み、
全部の音がちゃんと出ているかを確認しましょう。
②バレーしながら以下のタブ譜を弾いてください。
バレーした人差し指はキープしつつ、
以下のタブ譜を弾きましょう。
人差し指はしっかりとバレーしながら弾きます。
人差し指と中指の間をしっかり開くことで
押さえられます。
裏側はこんな感じです。
この時点で初心者の人はかなりツライと思うんですが
継続していたらラクに出来る様になります!
筆者
③人差し指を2フレットに移しタブ譜を弾く。
先ほどのタブ譜を弾き終わったら
次に人差し指を2フレットのバレーにずらし
以下を弾いてください。
この時もバレーしている人差し指は力を入れたまま。
筆者
それでオッケーです!
③人差し指が9フレットに来るまで繰り返す。
徐々にフレットを上げていき、②と③の流れを
人差し指が12フレットに来るまで繰り返します。
6弦から1弦に移動する時は小指→薬指
筆者
12フレットまで頑張ろう!
終わった時に手が握れないくらい
消耗していればオッケーです。筋トレなので。笑
筆者
自分を追い込もう。
バレーする力を養いながら、薬指と小指の動きも
鍛えられるトレーニングになります。
最初は音も出ないと思いますが大丈夫です。
かなりツライですが、継続してやることで
コードや単音弾きの押さえやすさが
格段にアップします!
一緒に練習するようの音源も置いておきます。
1日1回、頑張って練習しましょう!
⬇︎
Fコードの様々な押さえ方
Fコードはバレーコードで無くても押さえられます。
鳴らした音が「ファ・ラ・ド」で構成されていれば
Fコードになるからです。
バレーコードのFが苦手な人は
ひとまずこれから紹介する押さえ方を覚えましょう。
ギターを続けていれば、自然とFのバレーコードは
押さえられるようになります。
手首の柔軟性も高まり、指先も固くなるから。
筆者
バレーコードはどんどん押さえ易くなります。
安心してくださいね。
現状、Fコードのせいで先へ進めない人は
他の押さえ方でこなしていきましょう!
Fのバレーコードをパターン1とした時の
パターン2〜4までを紹介していきます。
Fコードパターン2の押さえ方
Fのバレーコードから
6弦1フレットを抜いたフォームです。
パターン2のFを使った
C→F→G→Cのコードチェンジ。
⬇︎
僕自身、Fコードを弾く際は
このパターン2を使うことが多いですよ。
筆者
注意点としては6弦の開放弦を鳴らさないこと。
Fコードの構成音では無い
6弦開放弦の音であるE(ミ)の音が入ってしまうので
グリップした親指でミュートしましょう。
Fコードパターン3の押さえ方
Fのバレーコードから5・6弦を抜いたフォーム。
パターン2も押さえるのが大変な人は
このパターン3を使っても大丈夫です。
パターン3のFを使った
C→F→G→Cのコードチェンジ。
⬇︎
響きが少しライトな感じになりますね。
筆者
5弦の解放弦の音はA(ラ)の音なので
鳴らしても問題はないですが
響き的に鳴らさない方が綺麗です。
出来れば薬指の頭でミュートしましょう。
Fコードパターン4の押さえ方
6〜4弦で構成した
パワーコードと呼ばれるフォーム。
3〜1弦は鳴らしません。
筆者
パターン3のFを使った
C→F→G→Cのコードチェンジ。
⬇︎
普通のコードと並べて鳴らすと
質感が変わり浮いてしまう印象ですが、
それも味になる場合もあるので使ってみてください。
Fのバレーコードを省略すればオッケー
ここまでを見て分かる通り
全てFのバレーコードを省略したものです。
とにかく、Fの構成音である
「ファ・ラ・ド」を和音として鳴らせば
Fコードになるということです。
身構えずに楽しく取り組んでみてくださいね!
まとめ:Fコード(バレーコード)は難しくない
Fコード(バレーコード)は難しくありません。
今あなたがFを押さえられないのは、
単純にギターを弾いてきた期間が短いだけです。
継続して続けていれば、手首も柔軟に動くようになり
指先の皮も厚くなるので必ず弾けるようになります。
筆者
オッケーです。
今回の記事はFコード(バレーコード)を
押さえられるまでの近道として
参考にしてもらえればと思います!
まとめます。
Fコードを押さえるコツは以下の通りです。
- ギターを立てて構える
- テコの原理を利用してバレーする
- 人差し指で全部の弦を押さえない
筆者
合わせて以下の注意点も確認してみてください。
- 脇が開いていませんか?
- フレットの近くを押さえていますか?
- 手首に角度はついてますか?
初心者が今すぐに
バレーコードを完璧に弾けるようにはなりません。
これらのコツや注意点を意識しながら
練習を続けてみてくださいね。
筆者
ありがとうー!!