挫折しそう。
ギター初心者の方のほとんどが
Fコードにつまずいてしまいます。
原因は人差し指で全部の弦を押さえる
「バレーコード」という押さえ方だから。
![ギターのFコードが弾けない! | バレーコードの押さえ方を解説](https://singerlabo.com/wp-content/uploads/2020/06/afi-63-scaled.jpg)
人差し指で全部の弦を押さえる。「バレーする」と言います。
「こんなの絶対弾けないじゃん!」
そう思って諦めてしまう前に
この記事を読んでみてほしいです。
絶対にFコードが弾けるようになります。
曲を弾く時に、Fコードが出てきても
テンションが下がったりすることが無くなります。
この記事を書いているのはどんな人?
筆者
シンガーソングライターです!
ギター歴は15年を超えてます。
そんな僕がFコードについて語り尽くすので
ぜひ参考にして下さい。
本記事の内容
この記事では以下のことについてお伝えします。
- Fコードを押さえるコツを解説
- Fコードを押さえるためのトレーニング法
- Fコードの様々な押さえ方
Fコードを正しく押さえる手順から始まり、
Fコードを避けずに曲を完奏する方法までを解説。
筆者
使いこなせるようになります。
Fコードが弾けるようになると
バレーコードをマスターすることに繋がります。
そうなれば演奏できる曲の幅も大きく広がるので
ギターが好きになること間違いなし。
さぁ、難なく乗り越えていきましょう!
時間のない方はこちらのボイスブログをご活用ください!!
テキストを読むのが苦手な方や、時間のない方は以下の記事にて音声解説をしていますので「ながら聴き」でご活用ください!!
本記事と合わせてインプットすることで、より理解が深まるかと思います。
・ボイスブログ【ギターのFコードを弾きたいならFコードから逃げればいい】
Contents
ギターのFコード(バレーコード)を押さえるコツを解説
Fコードは「ファ・ラ・ド」の
構成音で成り立つ和音になります。
各弦はファ・ラ・ドのいずれかになります。
Fコードの基本的な押さえ方はコチラ。
バレーコードです。
⬇︎
- 6弦 → F (ファ)
- 5弦 → C (ド)
- 4弦 → F (ファ)
- 3弦 → A (ラ)
- 2弦 → C (ド)
- 1弦 → F (ファ)
Fコードはこんな音。
⬇︎
Fコードを押さえるコツは以下の通りです。
- ギターを立てて構える
- テコの原理を利用してバレーする
- 人差し指で全部の弦を押さえない
この3点を意識するだけでFコード(バレーコード)の
難易度を大きく下げることができます。
筆者
Fコードを押さえるコツ①: ギターを立てて構える
Fコードを押さえる際、初心者によくあるミスが
ギターを寝かせて押さえようとすることです。
![Fコードを押さえるコツ①: ギターを立てて構える](https://singerlabo.com/wp-content/uploads/2020/06/afi-77-scaled.jpg)
これだと指が回りません。
押さえる場所を目視したい気持ちはわかりますが
これだとめちゃくちゃ押さえにくいです。
![Fコードを押さえるコツ①: ギターを立てて構える](https://singerlabo.com/wp-content/uploads/2020/06/afi-64-scaled.jpg)
指がベタンと寝ちゃってません?
この状態でFコードを押さえると
肘が不自然な感じで前に出てカッコ悪い。。。
筆者
ギターは立てて構えてください
![Fコードを押さえるコツ①: ギターを立てて構える](https://singerlabo.com/wp-content/uploads/2020/06/afi-79-scaled.jpg)
立てて構えた図。
横から見るとこんな感じです。
![Fコードを押さえるコツ①: ギターを立てて構える](https://singerlabo.com/wp-content/uploads/2020/06/afi-80-scaled.jpg)
ギターは立てて、ネックを少し前に出し角度をつける。
ギターを立てて構える方が
Fコードが弾きやすくなりますよ。
理由はネックとボディを体に引き寄せた際に生じる
反発の力が弦を押さえた指に伝わり、
少しの指の力でバレーすることが出来るからです。
![Fコードを押さえるコツ①: ギターを立てて構える](https://singerlabo.com/wp-content/uploads/2020/06/afi-81.jpg)
ガッチリとギターを固定できます。
筆者
体全体で弾くイメージです。
指の力だけで押さえようとしても
いつまで経ってもFコードは弾けないままです。
指板はちょっと見えるくらいにしましょう
![Fコードを押さえるコツ①: ギターを立てて構える](https://singerlabo.com/wp-content/uploads/2020/06/afi-65-scaled.jpg)
上から見た図。
出来れば、見ないのがベストです。
筆者
より押さえやすくなります。
弦を弾く時だけ指板を見ないようにしましょう。
Fコード並びにバレーコードを押さえる時は
フォームがかなり重要。
座った状態でのフォームの解説でしたが
立ってギターを弾く時も同様です。
筆者
してみてね。
Fコードを押さえるコツ②: テコの原理を利用してバレーする
先ほどはギターを立てて構えることによって
ギター全体にテコの原理が作用し
弦を押さえる力の助けになることを説明しました。
同様にバレーする人差し指にもテコの原理を
利用しましょう。
筆者
物理の授業みたいになってきた。
親指を置く位置が重要です
親指は2フレットの裏側辺りに
置くようにしましょう。
![Fコードを押さえるコツ②: テコの原理を利用してバレーする](https://singerlabo.com/wp-content/uploads/2020/06/afi-66-scaled.jpg)
もしくは1フレットと2フレットの間でも良い。
親指はピンと伸ばしましょう。
![Fコードを押さえるコツ②: テコの原理を利用してバレーする](https://singerlabo.com/wp-content/uploads/2020/06/afi-67-scaled.jpg)
ネックの中間に指を置きましょう。
そして人差し指で1フレットをバレー。
上記画像の矢印の方向へ力が加わるので
人差し指への負担が少なく済みます。
今まで人差し指の裏側に親指を添えていた人は
親指の位置を2フレット付近の裏側へ移動です。
筆者
人差し指の側面で押弦しましょう
人差し指でバレーする際は、
人差し指の側面で弦を押さえてください。
![Fコードを押さえるコツ②: テコの原理を利用してバレーする](https://singerlabo.com/wp-content/uploads/2020/06/afi-69-scaled.jpg)
指の側面で押さえましょう。
指の側面で押さえることで
人差し指と中指の間が開きやすくなり
その他の指も押さえやすくなります。
⬇︎
![Fコードを押さえるコツ②: テコの原理を利用してバレーする](https://singerlabo.com/wp-content/uploads/2020/06/afi-70.jpg)
この開きが重要。
人差し指と薬指の間を広げれば
他の指の押弦がラクになります。
指の側面で押さえないと鳴らない弦が出てくる
人差し指の側面で押さえず、指の腹で押さえると
鳴らない弦が出てきやすいです。
指の腹でバレーすると
第一関節の部分に隙間ができてしまうので
そこに弦があるとミュートしてしまいます。
筆者
いつもビビってしまう人は
これが原因です。
人差し指は少し寝かせ気味にして
腹ではなく側面でバレーするようにしましょう。
Fコードを押さえるコツ③: 人差し指で全部の弦を押さえない
Fコードを弾く際は人差し指で全部の弦を
押さえようとしなくて大丈夫です。
Fコードの場合、バレーして押さえるべき弦は
6弦と2弦と1弦だけ。
![Fコードを押さえるコツ③: 人差し指で全部の弦を押さえない](https://singerlabo.com/wp-content/uploads/2020/06/afi-72.jpg)
赤丸部分が人差し指で押さえるべき弦
その他の弦は違う指が押さえるので
人差し指に力を入れる必要はありません。
人差し指はアーチさせる
バレーした人差し指をアーチさせることで
6弦と2弦と1弦を簡単に押さえられます。
指を真っ直ぐにする必要は無いということです。
Fだけでなくその他のバレーコードを押さえる際は
どの弦を押さえるべきかを確認した上で
押さえるようにすると良いですよ。
筆者
良いんです。
以上の説明を踏まえた上での完成形がコチラ。
⬇︎
自分の押さえ方と見比べてみてくださいね!
Fコードを押さえる際に気をつけるべき点
ここまでの手順を踏んでも
やっぱり上手く押さえられないという人は
以下の注意点にも気をつけてみてください。
- 脇が開いていませんか?
- フレットの近くを押さえていますか?
- 手首に角度はついていますか?
この3点も確認していきましょう。
脇が開いていませんか?
Fコード並びにバレーコードを押さえる際
初心者の人は脇を開きがちです。
![Fコードを押さえる際に気をつけるべき点](https://singerlabo.com/wp-content/uploads/2020/06/afi-82-scaled.jpg)
脇が開き過ぎていませんか?
脇が開くとバレーする人差し指が届かなかったり
体全体に力が入る原因になります。
![Fコードを押さえる際に気をつけるべき点](https://singerlabo.com/wp-content/uploads/2020/06/afi-83-scaled.jpg)
脇はリラックスして軽く開きましょう。
筆者
NGです。
フレットの近くを押さえていますか?
ギターはフレットの近くを押さえないと
ちゃんと音がなってくれません。
![Fコードを押さえる際に気をつけるべき点](https://singerlabo.com/wp-content/uploads/2020/06/afi-84-scaled.jpg)
なるべくフレットの近くを押さえましょう。
Fコードの場合5弦3フレットの薬指は
若干フレットよりも遠くなってしまいますが
その他の指はフレットの近くを押さえましょう。
手首に角度はついていますか?
Fコードを押さえる際は手首の柔軟さがカギです。
手首の角度が甘いと確実に押さえられません。
手首はこれくらいの角度をつけましょう。
⬇︎
![Fコードを押さえる際に気をつけるべき点](https://singerlabo.com/wp-content/uploads/2020/06/afi-85-scaled.jpg)
斜め45°くらいは角度をつけるべき。
![Fコードを押さえる際に気をつけるべき点](https://singerlabo.com/wp-content/uploads/2020/06/afi-86-scaled.jpg)
立って弾いている図。
筆者
Fコードは押さえられないです。
Fコード(バレーコード)をラクに押さえるためのトレーニング法
なんとかFコードを押さえられたけど
バレーしてると辛い、長く持たない人は
バレーする時に使う手の筋肉を鍛えるといいですよ。
バレーコードに使う手の筋肉は
親指と人差し指の間にあります。
⬇︎
![Fコード(バレーコード)をラクに押さえるためのトレーニング法](https://singerlabo.com/wp-content/uploads/2020/06/afi-87-scaled.jpg)
ここの筋肉を鍛えると良い。
この筋肉を鍛えるとバレーコード のみならず
ギターの全てのフィンガリングがラクになります。
少し体育会系の辛いトレーニングなんですが、
確実にギターを弾くことのプラスになるので
ぜひ試してみてください!
筆者
ギターを弾くのに必要な筋肉の鍛え方
それでは、ギター筋トレの手順をお伝えします。
①人差し指で1フレットをバレーしてください。
出来るだけ強く挟み込み、
全部の音がちゃんと出ているかを確認しましょう。
②バレーしながら以下のタブ譜を弾いてください。
バレーした人差し指はキープしつつ、
以下のタブ譜を弾きましょう。
![ギターを弾くのに必要な筋肉の鍛え方](https://singerlabo.com/wp-content/uploads/2020/06/afi-75.jpg)
3フレットは薬指、4フレットは小指で押さえます。
人差し指はしっかりとバレーしながら弾きます。
![Fコード(バレーコード)をラクに押さえるためのトレーニング法](https://singerlabo.com/wp-content/uploads/2020/06/afi-89-scaled.jpg)
バレーしながら弾く図
人差し指と中指の間をしっかり開くことで
押さえられます。
裏側はこんな感じです。
![Fコード(バレーコード)をラクに押さえるためのトレーニング法](https://singerlabo.com/wp-content/uploads/2020/06/afi-90-scaled.jpg)
手首に角度をつけて、親指はネックの中間あたりに置く。
この時点で初心者の人はかなりツライと思うんですが
継続していたらラクに出来る様になります!
筆者
③人差し指を2フレットに移しタブ譜を弾く。
先ほどのタブ譜を弾き終わったら
次に人差し指を2フレットのバレーにずらし
以下を弾いてください。
![ギターを弾くのに必要な筋肉の鍛え方](https://singerlabo.com/wp-content/uploads/2020/06/afi-76.jpg)
5フレットは小指、4フレットは薬指です。
この時もバレーしている人差し指は力を入れたまま。
筆者
それでオッケーです!
③人差し指が9フレットに来るまで繰り返す。
徐々にフレットを上げていき、②と③の流れを
人差し指が12フレットに来るまで繰り返します。
6弦から1弦に移動する時は小指→薬指
筆者
12フレットまで頑張ろう!
終わった時に手が握れないくらい
消耗していればオッケーです。筋トレなので。笑
筆者
自分を追い込もう。
バレーする力を養いながら、薬指と小指の動きも
鍛えられるトレーニングになります。
最初は音も出ないと思いますが大丈夫です。
かなりツライですが、継続してやることで
コードや単音弾きの押さえやすさが
格段にアップします!
一緒に練習するようの音源も置いておきます。
1日1回、頑張って練習しましょう!
⬇︎
Fコードの様々な押さえ方
Fコードはバレーコードで無くても押さえられます。
鳴らした音が「ファ・ラ・ド」で構成されていれば
Fコードになるからです。
バレーコードのFが苦手な人は
ひとまずこれから紹介する押さえ方を覚えましょう。
ギターを続けていれば、自然とFのバレーコードは
押さえられるようになります。
手首の柔軟性も高まり、指先も固くなるから。
筆者
バレーコードはどんどん押さえ易くなります。
安心してくださいね。
現状、Fコードのせいで先へ進めない人は
他の押さえ方でこなしていきましょう!
Fのバレーコードをパターン1とした時の
パターン2〜4までを紹介していきます。
Fコードパターン2の押さえ方
Fのバレーコードから
6弦1フレットを抜いたフォームです。
パターン2のFを使った
C→F→G→Cのコードチェンジ。
⬇︎
僕自身、Fコードを弾く際は
このパターン2を使うことが多いですよ。
筆者
注意点としては6弦の開放弦を鳴らさないこと。
Fコードの構成音では無い
6弦開放弦の音であるE(ミ)の音が入ってしまうので
グリップした親指でミュートしましょう。
![Fコードパターン2の押さえ方](https://singerlabo.com/wp-content/uploads/2020/06/fmyuto-scaled.jpg)
親指の腹で軽く触れる。
Fコードパターン3の押さえ方
Fのバレーコードから5・6弦を抜いたフォーム。
パターン2も押さえるのが大変な人は
このパターン3を使っても大丈夫です。
パターン3のFを使った
C→F→G→Cのコードチェンジ。
⬇︎
響きが少しライトな感じになりますね。
筆者
5弦の解放弦の音はA(ラ)の音なので
鳴らしても問題はないですが
響き的に鳴らさない方が綺麗です。
出来れば薬指の頭でミュートしましょう。
Fコードパターン4の押さえ方
6〜4弦で構成した
パワーコードと呼ばれるフォーム。
3〜1弦は鳴らしません。
筆者
パターン3のFを使った
C→F→G→Cのコードチェンジ。
⬇︎
普通のコードと並べて鳴らすと
質感が変わり浮いてしまう印象ですが、
それも味になる場合もあるので使ってみてください。
Fのバレーコードを省略すればオッケー
ここまでを見て分かる通り
全てFのバレーコードを省略したものです。
とにかく、Fの構成音である
「ファ・ラ・ド」を和音として鳴らせば
Fコードになるということです。
身構えずに楽しく取り組んでみてくださいね!
まとめ:Fコード(バレーコード)は難しくない
Fコード(バレーコード)は難しくありません。
今あなたがFを押さえられないのは、
単純にギターを弾いてきた期間が短いだけです。
継続して続けていれば、手首も柔軟に動くようになり
指先の皮も厚くなるので必ず弾けるようになります。
筆者
オッケーです。
今回の記事はFコード(バレーコード)を
押さえられるまでの近道として
参考にしてもらえればと思います!
まとめます。
Fコードを押さえるコツは以下の通りです。
- ギターを立てて構える
- テコの原理を利用してバレーする
- 人差し指で全部の弦を押さえない
筆者
合わせて以下の注意点も確認してみてください。
- 脇が開いていませんか?
- フレットの近くを押さえていますか?
- 手首に角度はついてますか?
初心者が今すぐに
バレーコードを完璧に弾けるようにはなりません。
これらのコツや注意点を意識しながら
練習を続けてみてくださいね。
筆者
ありがとうー!!