初心者でも出来る歌詞の作り方【歌詞を書く時に役立つ5つのポイント】

歌詞の作り方、書き方を知りたい!!

この記事では初心者の方でも歌詞が書けるようになる、作り方や書き方のポイントを5つ紹介していきます。

 

作詞をする上での基礎的な知識やコツを覚えておかないと、まとまりの無い独りよがりな歌詞になってしまいます。

自分の作った歌詞に共感性や独自性を求めている方は、ぜひ参考にしてみてください!!

 

この記事を書いているのはどんな人?

筆者

どうも!!筆者の藤川翔一です!!

長年シンガーソングライターとして活動をしており、以下のような楽曲を作っています。

⬇︎

201号室

 

誰かの叶えたかった夢かもな

 

これからお伝えする5つのポイントを心掛けつつ作った歌詞になります。

 

以下のページではオリジナル楽曲を無料で聴いて頂けるので、ぜひ覗いてみてください!!

⬇︎

>>楽曲ページへ<<

 

本記事の内容

本記事を読むことで以下の悩みを解消できます。

  • 歌詞を書きたいけど作り方が分からない。
  • 歌詞を書いてもどこかで読んだような歌詞になってしまう。
  • 何が言いたいのか分からないと指摘を受けることが多い。
  • 自分にしか書けない独自性のある歌詞が書きたい。

歌詞を制作するにあたって、こういった悩みのある方にオススメです。

 

それでは始めていきましょう!!

 

初心者でも出来る歌詞の作り方【歌詞を書く時に役立つ5つのポイント】

初心者でも出来る歌詞の作り方【歌詞を書く時に役立つ5つのポイント】

歌詞の作り方、書き方で大切な5つのポイントは以下の通りです。

  • テーマを持つ
  • 強いワンワードを見つける
  • 自分をそのまま歌詞にする
  • 5W1Hを設定する
  • 恥ずかしいと思える内容にする

これらのポイントを意識することで、共感性と独自性を併せ持った歌詞を作ることが可能です。

 

①テーマを持つ

歌詞を作っていく上で重要なのが、テーマです。

テーマを決めないとその時自分が思っている事を全て詰め込もうとしてしまい、何が言いたいのか良く分からない歌詞になってしまいます。

 

筆者

ダラダラとした歌詞になってしまい、聴く人も辛い。笑

 

テーマを決めるのって何だか面倒くさいですよね。

ただ、テーマさえ決めてしまえば作詞の半分は完成したといっても過言ではありません。

 

頑張ってテーマを決めて取り組んでみましょう。

 

テーマは広くしすぎないように注意

テーマを決める際によくある失敗が、テーマを広くしすぎることです。

広いというのは抽象的すぎるという事です。

 

例えば以下のようなテーマです。
⬇︎

  • 人生
  • 別れ
  • 恋愛

一見テーマとしてはアリだと感じますが、これだと歌詞を作る時に「単語」や「文章」のチョイスできる量が膨大になってしまいます。

テーマを広くし過ぎるとどんな言葉でも当てはまってしまい、結局「よくある歌詞」になってしまうことが多いです。

 

筆者

よほど感性の独特な人でない限り、誰でも思いつく言葉を選んで歌詞にしてしまいます。

 

具体的なテーマを立てる

例えば「別れ」というテーマで考えていきましょう。

「別れ」というテーマを立てた場合、どんな言葉が思いつきますか?

  • 君に会いたい。
  • 今、何してるんだろう。
  • 辛いけど前を向かなきゃ。
  • 本当に大好きだった。
  • いつかまた会えるかな。

大きなテーマを立ててしまうと、いくらでも言葉が思いつきます。

そして、どこかで聞いたことのあるようなフレーズのオンパレードになってしまうと思います。

 

これを回避するために、具体的なテーマを立てるようにしましょう。

例えば以下のような感じです。

⬇︎

同棲していた彼女と別れて、荷物をまとめて部屋を出て行かれる瞬間。

これくらい具体的な内容をテーマとして一曲に凝縮することが大切です。

 

このようにテーマを「別れ」のジャンルではあるけれども、具体的にテーマを絞ってあげることで選ぶ言葉にも独自性が生まれてきます。

  • やけに広くなった部屋。
  • テーブルに置かれた合鍵。
  • 廊下を歩く後ろ姿が小さくなっていく。

広く「別れ」をテーマにした時では出てこないような言葉や文章が浮かびやすくなります。

 

筆者

この方が「別れ」を色濃く感じることができませんか?

 

テーマを小さく具体的にすると、個人の経験に基づいた独特なワードが浮かびやすく、出来上がった歌詞は「どんな事を歌っているのか。」が明確になります。

 

テーマの決め方を工夫すると、言葉選びに大きく作用するので試してみてくださいね!!

 

②強いワンワードを見つける

強いワンワードとは、その言葉だけで「〇〇の歌」と括れるような言葉の事です。

サビの部分でリフレイン(繰り返し)したくなるような言葉もこれに当てはまります。

 

重要
核となる言葉、どうしても伝えたい言葉が一つ見つかれば歌詞を書くことが簡単になります。

 

ワンワードが見つかれば、それに付随した思考や情景を肉付けしていく事で、スピーディーに統一性のある歌詞が出来上がります。

何から書き出せばいいか分からない場合は、「どうしてもこの言葉を使いたい!!」というワンワードをまず見つけてみてください。

 

筆者

僕は普段から、強烈な印象を残せるワンワードを探しています。

 

参考としてワンワードを見つけてから作った自身の楽曲を載せておきます。

⬇︎

バレないように

 

最後の「自分の本音がバレないように生きてみてるけど、それで良いわけがない。」というオチが先に出来上がり、そこに向かって他の歌詞を構築させていきました。

 

キラワレモノ

 

「嫌われていいよ。自由にやれよ。」という言葉が浮かんで、それを自分に言い聞かせるために作った楽曲です。

 

③自分をそのまま歌詞にする

「自分をそのまま表現したって面白くなんてならない。」

そう考えてしまうのはもったいないです。

 

あなたが経験してきたこと、そこで感じたことをそのまま歌詞にしてみてください。

それはきっと他の誰かが経験したことや感じたことに似ているはずです。

それが共感となり、間違いなくエンターテイメントになります。

 

つつみ隠さず、上手く書こうとしないことが大切

この時、上手く書こうとしなくて大丈夫です。

耳障りの良い言葉を並べ出したら意味がありません。

 

重要
まずは自分の経験した事やその時思った事を、簡単な言葉でそのまま吐き出すように書いてみましょう。

 

赤裸々でリアルな歌詞は、文章力のセンスやスキルなんて飛び越えて、聴く人の心に突き刺さります。

 

そしてあなたの率直な言葉や本心は、きっと誰かの言葉と本心なんです。

そこに共感が生まれます。

 

④5W1Hを設定する

5W1Hとは以下の事を指します。

  • When(いつ)
  • Where(どこで)
  • Who(だれが)
  • What(なにを)
  • Why(なぜ)
  • How(どのように)

歌詞に登場する人物や場所を闇雲に増やしてしまったり、時間軸がぐちゃぐちゃにならないように心掛けましょう。

 

聴き手に歌詞の内容が伝わりやすいよう、いつどこでの話なのか、誰が登場して何をしたのか。

ストーリーやオチをあらかじめ整理して歌詞を作っていくと、伝わりやすい歌詞になります。

 

歌は流れていく芸術です。

聞いている側は曲中に疑問点があったとしても、わざわざ後戻りして確認しません。

 

筆者

小説や漫画なら「あれ?これって何だっけ?」とページをめくって読み返せますが、音楽は簡単に後戻りできません。

 

聴き手は一瞬頭に「?」が浮かぶとそれ以降の内容に集中できません。

世界観を絞ったり、ストーリー作りを簡潔にすることを心掛けてみてください。

 

特に時間軸には気をつける

初心者の方は時間軸がぐちゃぐちゃになってしまう傾向にあるので、気をつけてみてください。

 

例えば、以下のように無数に時間が入れ替わるのは良くありません。

過去 → 現在 → 過去 → 未来 → 現在 → 過去

 

聴いている方が「あれ?今いつの事を歌ってるの?」と混乱すると、感情移入できません。

 

テーマの決め方とも似た考えですが時間軸はなるべく狭める(小さくする)か、順を追うようにして分かりやすいものにしましょう。

 

筆者

分かりやすくすることで、内容は濃いものになっていきます。

 

⑤恥ずかしいと思える内容にする

最終的に出来上がった歌詞をジャッジする時は、「恥ずかしいと思える内容」が含まれているかどうかを気にしてみてください。

自分も含め、「普段言いたくても言えないこと」を歌詞に出来たかどうかです。

 

出来上がった歌詞を自分で読んだ時に「良い感じだなー。」「上手くまとまったなー。」と思うなら、それは結局よくある内容の歌詞だったりします。

 

筆者

伝えるのに(歌うのに)勇気がいるような「恥ずかしさ」や「毒」が少しでもあると、良い歌詞になりますよ。

 

これを判断材料にしてみると、歌詞の書き方も変化して独自性のある歌詞になります。

 

歌詞のクオリティや表現力を上げるテクニック

歌詞を作る上で押さえるべき5つのポイントと、ここからご紹介するテクニックも合わせて取り入れてみてください!!

よりクオリティや表現力の高い歌詞を書く助けになるはずです。

 

言葉を言い換える

一般的な言葉を、別の視点から表現し言い換えることで、歌詞の表現力や説得力が増します。

 

例えば「ダメ人間な僕」という歌詞があるとします。

よく使われそうな言葉ですよね。

 

これを「神様がふざけて左手だけで作り上げたような僕」と言い換えてみるとどうでしょう。

「ダメ人間な僕」という意味も程よく伝わり、独自の世界観も生まれてきますよね。

 

筆者

込められた意味は一緒でも、言い換えることで印象がガラリと変わります。

 

言葉数をもう少し多くしたいと思った時は無意味な言葉を付け加えるのではなく、このように言い回し自体を変えてみると良い感じの言葉が見つかってくれたりしますよ。

 

連想して言葉のバリエーションを増やしましょう。

多少の語彙力がないと、言葉の言い換えは少し難しいかもしれません。

トレーニングも兼ねて、連想法を使って言葉のバリエーションを増やしていきましょう!!

 

例えば「愛」という言葉を、連想して他の言葉で表現してみます。

  • 愛しい
  • 愛(め)でる
  • LOVE
  • 子供
  • ペット

連想して出てきた言葉を飛躍させて、言い換えてみると良いです。

 

曲に合わせて歌詞を考えている時に「もう一文字欲しい!!」となった時も、この連想法で言葉を探してみてくださいね。

 

倒置法を活用する

言葉の順番を入れ替えて、意味合いを強調させる倒置法は歌詞で使うと効果的です。

 

例えば以下のような歌詞があるとします。

どこまでも行こう。

 

これを倒置法で言葉を入れ替えるとこうなります。

行こう。どこまでも。

 

より感情的で、歌詞らしい響きの文章になりますよね。

 

いまいちしっくり来ないと感じる文章があれば、倒置法を用いることで問題が解決する場合も多いですよ。

 

歌ってみて響きの良い言葉を選ぶ

先に曲が出来上がっていて、そこに歌詞を乗せていく場合は実際に歌ってみた時の響きも大切です。

直感で良いので、歌っていて気持ち良くない響き方をする歌詞を書き換えていくことでよりクオリティが高まります。

 

あるいは、仮歌としてめちゃくちゃな言葉で歌いながら気持ちのいい響きの言葉を探して、そこから歌詞を書き始めるのも一つの手です。

 

筆者

歌詞なので、メロディーに乗せた時の響きはとても重要。

 

何度も繰り返すうちに、「自分って今こんな事を歌いたかったんだ。」という気付きにも繋がることもあるので試す価値は大いにあります。

 

まとめ

初心者でも出来る歌詞の作り方【歌詞を書く時に役立つ5つのポイント】

今回は歌詞の作り方、書き方の基礎として以下の5つのポイントをお伝えしました。

  • テーマを持つ
  • 強いワンワードを見つける
  • 自分をそのまま歌詞にする
  • 5W1Hを設定する
  • 恥ずかしいと思える内容にする

この中の一つでも実践してみると、今までとは違った歌詞が出来上がります。

 

とはいえ、結局のところ歌詞の書き方に正解はありません。

筆者

好き嫌いもあるし。

 

その中で僕は、作った本人の気持ちや考え方を解放できている歌詞に感動や共感をするので、そんな歌詞をどう書けば良いのかを解説してみました。

ぜひ参考にしてみてください!!

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