いくら歌っても喉が枯れない!カラオケやライブで活きる正しい歌唱法

カラオケやライブで歌っているとすぐに喉が枯れてしまう。
喉が枯れないようにするにはどうしたら良いの?

そんな悩みにお答えしていきます。

 

この記事ではすぐに喉が枯れてしまう方へ、
長時間歌っていても喉が枯れない歌唱法
お伝えしていきます。

 

喉がすぐに枯れたり、痛めたりしてしまうのは
自分の喉が弱いからだと思っていませんか?

決してそうではなく、大抵は発声の仕方に問題が
あることがほとんどです。

 

正しい発声の仕方、歌唱法を身につければ
長時間のカラオケやライブでも喉を枯らさず
歌い続けることが可能
です。

 

この記事を書いているのはどんな人?

筆者

筆者の藤川翔一です!

毎日のように弾き語りの動画を撮影したり
ライブでは2時間以上歌い続けることもあります。


そんな中、喉が枯れないように歌うには
どうすれば良いのかを常に研究しています。

 

今回は僕が心がけている喉を枯らさないように歌う
方法を全てお伝えしていきますね。

 

歌っていると喉が枯れる原因と解消法

歌っていると喉が枯れる原因と解消法

喉には声帯という2枚のひだがあります。

発声する時にこの声帯が閉じ、その間を
息が通過して振動することによって声が
作られます。

この声帯に大きな負荷がかかってしまうことが
喉の枯れる原因となります。

 

ではどういった時に声帯に大きな負荷がかかり
喉が枯れてしまうのか。

その原因をお伝えしつつ、合わせて解消法も
解説していきます。

 

喉が枯れる原因①: 息を吐きすぎている

声が枯れてしまう原因として最も多いのが
息の吐きすぎです。

大きな声を出そうとする時に思いっきり息を吸って
思いっきり息を吐く感じで声を出すと声帯に無駄な
がかかってしまい負荷が生じます。

 

声は息の量で大きさが決まるものではありません。

 

口笛が適量の息を使うことで綺麗に響くように、
歌も声帯に適量の息を当ててあげる必要があります。

 

重要
基本的に歌を歌う時の吸う息の量は
「ため息」をつく時と同等で問題ありません。

 

歌う時に大きく息を吸って、大きく早く息を吐いて
歌ってしまう人は注意しましょう。

 

息を吐きすぎている人は腹式呼吸を覚えよう

大きく息を吸ったり吐いたりしてしまう人は
呼吸法が胸式呼吸になってしまっています。

いわゆる深呼吸と同じ方法で
呼吸をしている感じです。

 

筆者

胸を大きく膨らませて呼吸をするのが胸式呼吸。

 

呼吸法を腹式呼吸に切り替えれば
胸を膨らませる挙動が無くなくなり
吸える息の容量が減ります。

よって無駄な息を吸わずに済むということです。

 

腹式呼吸は以下の手順で行いましょう。

  1. リラックスして正しい姿勢で立つ。
  2. 肩の位置を変えずに息を吸う。(お腹が膨らむ)
  3. ため息をつくように息を吐く。

手順3でため息をつくようにと説明していますが、
くれぐれもうつむいて吐かないようにしましょう。

 

姿勢を正したまま、目線は前に向けて
明るくため息をつくように息を吐きます。

この息を使って歌うことで、声帯に適量の息を
当てることができます。

豊かな響きの歌声を発声するために必ず
腹式呼吸を意識しましょう。

 

腹式呼吸については以下の記事でも詳しく
解説しています。
⬇︎

歌の基本!腹式呼吸で発声するコツを解説【誰でも簡単に出来ます!】

 

喉が枯れる原因②: 喉が締まっている

喉が締まっていると、声帯が圧迫されて
うまく振動することができません。

その状態で無理に声を出そうとし続けると
吐く息の量も増えてしまい、声帯に大きな
負荷がかかってしまいます。

 

筆者

男の人が高い声を出す時に多いです。

 

息の通り道である喉はしっかり開いて
歌うようにしましょう。

喉を開くことで、声と体の共鳴具合も高まり
響く声を作ることができます。

 

喉を締めてしまう人はあくびをイメージしよう

あくびをしている時、喉は大きく開いています。

あくびをした状態で「あー」と声を出してみると
力まずとも大きな声が出てくれるはずです。

 

とはいえ、喉を締めてしまう人は
クセとして身体に定着してしまっています。

以下の手順で喉を開く練習をしてみてください。

  1. 口を開いてゆっくりと息を吸う。
  2. 喉の奥に冷たい風を感じる。
  3. 「あ⤵︎」とため息をつくように発声する。

この手順で喉を開いて発声する感覚を掴みましょう。

 

筆者

朝起きてあくびをしながらため息をつく感じでオッケーです。

 

喉を開く感覚を掴んだら、手順3の「あ⤵︎」と
ため息のように出した声を、地声に近い響き
変えて発声してください。

くれぐれも喉は開いたまま維持してください。

筆者

喉を開きつつ声帯を閉じて、声に芯を与えましょう。

 

こうすることで太く、響きが豊かな
声が発声できるかと思います。

 

喉が枯れる原因③: 声帯が閉じていない

始めにもお伝えしたように、閉じた状態の声帯に
息が通過して振動することで声が生まれます。

この声帯の閉じが甘すぎると、声に息が混ざり
それが元で喉を枯らす原因となります。

とはいえ、閉じすぎると喉を締めてしまう
原因になるので注意してください。

 

  • 喉は大きく開く。
  • 声帯は適切に閉める。

少しややこしいですが、この違いをしっかりと
認識しましょう。

共鳴部分である喉は開き声帯を自由にしてあげる、
声を作る声帯は通過する息をコントロールするため
緊張感を持たせておきます。

 

筆者

各部位の役割を意識して発声しましょう。

 

声帯閉鎖の感覚を掴もう

声帯を閉めることを声帯閉鎖と呼びます。

声帯閉鎖の感覚は以下の手順で
掴むことができます。

  1. 「ハー」と息を吐く。
  2. 吐いていた息をピタッと止める。

喉の奥で蓋が閉じる感覚があるはずです。

この状態で「あー」と声を出すことによって
声帯閉鎖しながらの発声が可能になります。

 

筆者

声帯閉鎖からの発声をすると息漏れの少ない、ハリのある声が出ます。

 

歌い続けると、疲れて声帯閉鎖が疎かになるので
「疲れて声が出にくくなってきた。」と感じたら
再度手順にそって喉を閉めてあげると良いですよ。

 

重要
声帯閉鎖が疎かになると息を多く
声帯に当ててしまい喉枯れの原因になります。

 

喉を使って歌っている意識をなくす事が大切

喉を使って歌っている意識をなくす事が大切

ここまでは喉や声帯の使い方についての
テクニカルな部分の解説を行いました。

これらが身体に定着し、できるようになったら
次のステップとして「喉を使っている意識」
なくすよう心がけてみてください。

 

「喉を開かなきゃ!」「声帯を閉じなきゃ!」
と考えて歌っていると喉や口元を意識しますよね。

それがかえって無駄な力みとなってしまうので、
喉が枯れる原因に繋がってしまいます。

 

前項で説明したテクニカルな部分がある程度
身体に定着したら、歌う時はあまり気にせず
歌うようにしてみてください。

 

「喉を使っている意識」をなくす方法

喉が枯れる原因のひとつとして、喉を意識する事で
喉に力が入ってしまう事が挙げられます。

なので、声を出す時は喉を使って声を出している
感覚
を捨ててしまいましょう。

 

以下の感覚を持ち、歌うようにしてみてください。

声は口から出ているのではなく
鼻筋や眉間の辺りから出ている。

この感覚で歌うことにより、喉を使っている意識を
かなり削ぐ事ができます。

 

筆者

口は鼻に付いてる!くらいの気持ちで歌ってみてね。

 

歌っていると喉がすぐに枯れてしまう人は
「喉は枯れちゃうもの。」という考えが
知らぬ間に定着してしまっています。

この意識のせいで喉が枯れてしまうので、
いっそ喉や声帯はないものとして考えて
みてください。

 

まとめ

今回は歌っていると喉が枯れてしまう方へ
喉が枯れない歌唱法について解説しました。

 

ポイントは以下の通りです。

  • 息を吐きすぎない
  • 喉を大きく開く
  • 声帯を適切に閉める

そして歌う時は「喉を使って声を出している。」
という意識をなくす事が大切です。

口から声を出していると思わずに、鼻筋や眉間から
声が出てると思って発声してみてください。

 

この記事の内容をしっかりと身につければ、
長時間歌っても喉は枯れません。

ぜひ参考にしてみてください!

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