男性の方が女性の歌を歌う場合は、キーを下げる必要があります。
その方法を分かりやすく解説していきますね!!
この記事を書いているのはどんな人?
筆者
僕はYouTubeに弾き語りカバー動画をアップしています。
女性の歌もたくさん歌っています。
aiko「カブトムシ」
ヨルシカ「爆弾魔」
吉澤嘉代子「残ってる」
この記事を読むことで、男性の方も女性の歌を気持ちよく歌うことが可能になります。
筆者
それでは、始めていきます!!
Contents
ギターの弾き語りで女性の歌を男性が歌う場合のキーの下げ方
弾き語りで歌とギターのキーを下げるのは思っているよりも簡単に出来ます。
この記事ではキーとは、そして実際にキーを変える方法からキーを下げた時のコードを簡単にする方法までを網羅的にお伝えしますね。
筆者
キーとは – 自分に合ったキーを見つける
キーとはその楽曲の「調」のことを指します。
ただ「調」と言われても理解するのは難しいので、「音階の幅」と考えてください。
女性の場合は声が高いのでこの「音階の幅」が高い位置にあります。(高いキー)
男性が女性の歌を歌う場合は「音階の幅」の並びはそのままに保ちつつ、下げる必要があります。(キーを下げる)
例えば男性が出せる最高音域は一般的にmid2G〜hiAあたりです。
女性の一般的な最高音域はhiC〜hiDです。
男性でhiCを地声で出せる人はほとんどいないので、楽曲の最高音がhiCの場合はキーを下げて、その音を自分が出せるキーまで下げましょう。
実際の音を聴いて、自分の出せる最高音を確認してみてください。
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上記音声内でも話していますが、高い声が出るから良いかどうかは別問題です。
自分に合ったキー(音階の幅)を見つけられるようになることが大切ですよ!!
男性が女性の楽曲を歌う場合はキーを-5下げる
男性が女性の楽曲を歌う場合は、キーを-5〜-6(2音半〜3音)下げるのを目安にしてください。
筆者
例えば最初のコードがAメジャーコードの場合は、キーを5つ下げるとEメジャーコードになります。
ルートの音を半音ずつ5回下げて、コードはそのまま弾けばオッケーです。
原曲メロディーの最高音がhiC#(ド#)だった場合、このようにコードを下げると最高音は2音半下がりhiA#(ラ#)になります。
筆者
ただ、すべてのコードをこのように-5に変換していくのは、初心者の方だとかなりの手間になります。
記事後半では簡単にコードを変換する方法をお伝えするので、ここではどんな原理でキーを下げているのかだけを理解してくださいね。
メロディーを-5にして確認する
コードを-5に変換したら、もちろんメロディーも-5(2音半)下げなければいけません。
キーが変わると曲の雰囲気も変わるので最初はとても歌いにくいと思います。
ですが歌い出しの部分だけでもメロディーが歌えれば、そのキーの雰囲気(キーのスケール感)が掴めるので、その後はスルスルと歌えたりします。
面倒かもしれませんが、歌い出しの部分だけはギターやピアノで音階を確かめて、コードと同様に2音半下げた音階を割り出して歌えるようにしましょう。
筆者
YUIさんの「Good-bye days」という楽曲を参考に、キーを下げる手順を動画で解説しました。
⬇︎
最初は慣れないかもしれないですが、色々な楽曲のキー変更を繰り返していくとコツが掴めますよ。
女性の場合は+5キーに変更しましょう!!
逆に女性が男性キーの楽曲を歌う場合は、+5キーに変換しましょう。
キーを上げる場合は、カポタストを使えば簡単に出来ます!!
バレーとは人差し指ですべての弦を押さえること。
カポを使うことによって0フレットの位置が高くなるので、+5キーにしたい場合は5フレットにカポを装着して原キーのままのコード進行を弾けば+5キーでの演奏が可能です!!
ジムダンロップ カポタスト/ガーブド JIM DUNLOP 83CDB
歌詞コード掲載サイトを使って超簡単にギターのキーを下げる方法
さて、ここまではどのようにギターのキーを下げれば良いのかを、理論も含めて詳しく解説しました。
ただこれを1から実践するのはちょっと面倒ですよね。
筆者
なのでここからは歌詞コード掲載サイト「U-FRET」を使って超簡単に、ギターのキーを下げる方法をお伝えします。
U-FRETにアクセスして楽曲を検索
まずは以下のサイトにアクセスしてください。
歌詞コード検索サイト「U-FRET」はこちら。(別ウィンドウで開きます。)
次にホームの虫眼鏡マークをクリックしてください。
弾き語りたい曲名を入力して検索してください。
するとコード付きの歌詞が表示されます。
曲のキー設定を変更する
上部に「カポ」という項目があります。
ここでキーを-5にしたい場合は、-5を選択してください。
(capo5)は無視してオッケーです。
すると-5キーでのコード進行が表示されます!!
これで完了です!!
とても簡単にキーを下げたコード進行が確認できます。
難しいコード進行になってしまった時の対処法
キーを下げた時に、初心者では弾きこなせないコード進行になってしまうこともあります。
例えばYOASOBI「夜に駆ける」は-5キーにすると、E♭コードから始まるとても難しいコード進行になってしまいます。
この場合はカポタストを利用して簡単なコード進行に変えて演奏しましょう。
E♭コードの別の押さえ方で以下のような押さえ方があります。
5弦6フレットはE♭(ミの♭)になるので、上記のような押さえ方でもE♭コードが鳴らせます。
バレーしている3フレットにカポタストを付けると、Cコードのフォームで押さえることが可能です。
カポを付けることによって、CコードのフォームでE♭コードが押さえられるようになりました。
なので再びU-FRETの「カポ」設定で、Cコードから始まる進行を探せば良いんです。
この曲の場合は-8に設定するとCコードから始まるコード進行になり、以下のような簡単なコードに置き換わりました。
3カポで上記のコード進行で演奏すると、-5キーでの弾き語りが出来ます。
筆者
まとめ
今回は女性の楽曲を男性が歌う際の、キーの下げ方について解説しました。
女性の楽曲を原キーのままオクターブ下でボソボソと歌っていた方は、ぜひ自分に合ったキーで歌ってください。
手順をまとめると以下の通りです。
- 自分の出せる最高音を確かめる。
- 女性楽曲のキーを「-5」下げる。
- 最高音が自分の許容を超えるなら、もう少しキーを下げてみる。
歌詞コード検索サイト「U-FRET」を使って、キーを下げ歌ってみましょう!!
今回は以上です。
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