上記のお悩みにお答えします!
ギターを買ったばかりの初心者の方は
ギターの弦交換ってハードル高いですよね?
僕はアコギを始めた小学5年生の頃、
近くの楽器店の店員さんに追加料金を払って
ギターの弦を交換してもらってました。
しょういち
錆びた古い弦を使っていると、ギターに以下の
悪影響を及ぼしてしまいます。
- フレットに錆びが移ってしまう
- ナットやブリッジの減りが早くなる
- チューニングが安定せず練習にならない
定期的に弦交換をするようにしましょう。
アコギの弦交換を自分で行えるようになります。
この記事を書いているのはどんな人?
しょういち
毎日1〜3時間はギターを弾き、
ライブの度に弦を交換をします。
弦交換の回数は3桁にのぼる熟練者です。
そんな僕が、初心者の方でも簡単に
弦交換をするためのコツを解説していきます!
弦交換で使用するもの
今回の弦交換で使用するものは以下の通りです。
- 新しい弦
- ニッパー
- ストリングスワインダー
- ギタークロス
- ギターオイル
オススメの弦
今回張り替える弦はダダリオというメーカーの
85/15 BRONZE EZ910です。
価格がリーズナブルな上に、音質や安定性共に
文句なしのオススメの弦です。
ゲージ(弦の太さ)はライトゲージです。
アコギの弦の価格は300円のものもあれば
2,000円以上するものもあります。
安い弦はチューニングが安定せず、
すぐに劣化してしまうものが多いので
オススメしません。
普段僕はエリクサーという弦を使ってますが、
この弦はコーティング弦といい、毎日弾いても
半年以上は張りたての状態が保てます。
ただ今回は定期的に弦交換の練習をする
という観点からダダリオの弦をオススメしています。
しょういち
ニッパー
弦を切るのに使います。
安いもので全然構いません。
ストリングスワインダー
弦をストリングスポストに巻き付ける際、
手でペグを回していると時間がかかります。
ストリングスワインダーは弦を巻く時間を短縮する
超便利アイテムです。
しょういち
ニッパーと一体型のものもあります。
⬇︎
D’Addario ダダリオ DP0002W ホワイト PRO-WINDER
ギタークロス
ギターの汚れやホコリを拭き取るのに使います。
ギターオイル
ギターに乾燥は大敵。
ギターオイルを使って適度に保湿します。
Contents
アコギの弦交換の方法を解説
それではアコギの弦交換を手順に沿って
お伝えしていきます。
今回弦交換するのはYAMAHAのFG-400という
アコースティックギターです。
1弦と2弦が黒く錆びています。
錆びた弦のサウンドはこちら。
音がこもっていて、錆びのせいで嫌な高音が
まとわりついた音になっています。
弦を張り替えれば煌びやかな良い音に変化します。
しょういち
それでは始めていきましょう!
ギター弦交換手順①: ギターの弦を緩める
まずはギターの弦を全て緩めていきます。
ストリングワインダーを使ってペグを回し、
弦がダルダルになるまで緩めましょう。
弦が全て束ねられるくらいまで
緩めて大丈夫です。
ギター弦交換手順②: 弦を全て外す
緩めた弦を外していきます。
弦を真ん中あたりで切っちゃいましょう。
しょういち
次にストリングポストから弦を外します。
ブリッジのエンドピンはストリングワインダーの
専用のくぼみを使って外しましょう。
外したピンは、各弦どれに使っていたか
分かるように置いておきましょう。
例えば6弦に使っていたピンは
再び6弦に使うべきです。
ニッパーで無理に挟んで取ろうとすると
ピンが傷付いたり、折れたりしてしまいます。
必ずストリングワインダーを使うか、
サウンドホールに手を入れて裏側から押して
外すなどしましょう。
取り外した弦は危ないので、気をつけてください。
しっかりまとめて燃えないゴミへ。
⬇︎
ギター弦交換手順③: ギターを掃除
弦を全て外したら、ギターを軽く掃除しましょう。
特に指板やフレットは弦交換の時にしかちゃんと
掃除できません。
しょういち
クロスで乾拭きした後、できればオイルを使って
保湿してあげると良いです。
まずはギタークロスや柔らかい布で
ギター全体のホコリを取ってあげてください。
ホコリを取ってあげるだけでも十分ですが、
ギターオイルで指板やボディを拭きあげると
保湿や汚れ防止に効果があります。
僕が使っているのはFERNANDESというメーカーの
レモンオイルです。
⬇︎
指板が乾燥しすぎると、木が縮んでネックが反る
原因にもなるのでオイルで保湿するのがオススメ。
ギター弦交換手順④: 弦を張る
ギターを綺麗にしたら、弦を張っていきます。
弦を張る順番は以下の通りです。
- 6弦
- 1弦
- 5弦
- 2弦
- 4弦
- 3弦
このような順番で張ると、ネックへの負担を
均等にかけながら弦が張れます。
片方側から張っていくと張力が偏って
ネックがねじれる原因になるので注意しましょう。
ブリッジに弦を固定
弦を取り出して、ブリッジに固定しましょう。
ボールエンドという丸い金属がついている方を
ブリッジの穴に差し込みます。
エンドピンを使ってボールエンドを
押し込んでいきます。
ストリングポストに弦を巻いていく
ブリッジに弦を固定したら、ストリングポストに
弦を巻いていきます。
しょういち
大丈夫!
まずストリングポストの穴に真っ直ぐ弦を通します。
手の力で、できるだけピンと弦を張りましょう。
次にストリングポストに巻く分の弦を緩めます。
(弦を戻します)
6弦の場合は0.7ポスト分くらいを目安に弦を戻して
緩めましょう。
弦を緩めたら、巻いていきます。
ストリングスワインダーを使い、ペグを回します。
右手で弦を斜め上に引っ張りつつ、
左手でペグを回すとやりやすいです。
しょういち
回していきます。
最初の一巻きは、ポストの1番上を通らせます。
⬇︎
二巻目からは弦を下に潜り込ませて巻いていきます!
⬇︎
6弦の場合は2〜3巻ほどで完了。
しょういち
次に1弦を張っていきます。
6弦同様ストリングポストの穴に弦を通して
ピンと張ります。
1弦の場合は1ポスト分くらい緩めて(弦を戻して)
巻いていきましょう。
巻いていきます。
しょういち
巻き方は6弦と同じで、一巻目は上を通り
二巻目からは下を通るようにしましょう。
1弦は5巻くらいの巻き量が理想です。
各弦の緩め幅と巻く量の目安は以下の通りです。
- 6弦→ 0.7ポスト分緩めて2〜3巻
- 5弦→ 0.7ポスト分緩めて2〜3巻
- 4弦→ 0.8ポスト分緩めて3〜4巻
- 3弦→ 0.8ポスト分緩めて3〜4巻
- 2弦→ 1ポスト分緩めて4〜6巻
- 1弦→ 1ポスト分緩めて4〜6巻
綺麗に巻くことで、サスティン(音の伸び)や
チューニングの安定に繋がります。
ギター弦交換手順⑤: 弦を伸ばす
ギターの弦を張り終えたら、弦を伸ばしましょう。
張りたての弦は伸び切っていない状態なので、
伸びたり縮んだりしてチューニングが安定しません。
弦を伸ばす手順は以下の通りです。
- 各弦を全てチューニングする
- 各弦を引っ張って伸ばす
この手順を10回ほど繰り返して、
引っ張ってもチューニングが狂わなくなれば完了。
しょういち
少しずつ伸ばそう。
後々チューニングが安定しづらいです。
弦を伸ばすのは後でいいやと放置してしまうと、
弦が中途半端な伸びのまま劣化してしまい
チューニングの狂いやすい弦になってしまいます。
必ず弦交換の一環として、弦を伸ばす作業は
怠らないようにしてください。
しょういち
弦が無駄になるよー。
チューニングの仕方がよく分からない人は
以下の記事を参考にしてくださいね。
⬇︎
お疲れ様でした。
以上で弦の交換が完了しました。
張りたての弦のサウンドはこちら!
張りたての弦はとても煌びやかで気持ち良いですね。
手に取りたくなるコンディションを保つことも
ギターの上達には欠かせない要素です。
しょういち
今すぐ交換しましょう!
まとめ
今回は弦交換の方法を解説しました。
ギターの弦を錆びたまま放置するとフレットや指板に
汚れが移りギター本体やネックに悪影響です。
毎日弾く人は2ヶ月に1回くらい、
あまりギターを手に取らない人も半年に1回くらいは
弦交換をしておくと良いですよ。
しょういち
弦交換の手順は以下の通りです。
- 弦を緩める
- 弦を外す
- ギターを掃除
- 弦を張る
- 弦を伸ばす
初めは1時間くらいかかるかもしれませんが
慣れてくれば30分もかかりません。
しょういち
今回紹介した商品
リーズナブルな値段であり、品質の良いオススメ弦。
⬇︎
弦交換の練習の必要が無くなったら、長持ちする
エリクサーという弦がオススメです。
⬇︎
⬇︎
D’Addario ダダリオ DP0002W ホワイト PRO-WINDER
⬇︎
⬇︎